人間のクズ!

敵は自分の中にいる。ちょっとだけ抗ってみたくなった、ぽ子55歳。

実績

「どうかお願いします。」

約束するから。

ワイン、飲まない。

ビールかサワー以外、飲まない。

日付が変わるまでに帰る。

必死である。

ぽ子さんも行こうよ~EE:AEB86、と誘ってもらったのはいいが、前回の飲みで急性アルコール中毒的酔っ払いとなって、散々周りに迷惑をかけて終わっているのだ。

ダンナからは「もう飲みに出せません。」と言い渡され、「もう二度と飲みに出ません。」と自ら誓ったのは1ヶ月ほど前の話である。

あんなに迷惑かけたのに、誘ってくれたんだよ。

ここで断ったら、もう誘われなくなっちゃうかもしれないよ。

ちゃんと飲めるところをみんなに見せたいよ。

卑怯な口説き文句である。

これでNOと言ったら、嫌なヤローじゃないか。

お願いします、願いします、お願いしますー・・・。

拝み倒すというのは、こういうことを言うのだろう。

私はダンナに選択肢すら与えていない。

お願いします、と頼んではいるが、強引にウンと言わせているだけである。

かくして外飲み権を獲得したのだが、私は約束を守らなかった。

店を出た時にはもう日付は変わっていたのだが、実は私は、意図的に時計を見ないようにしていた。

楽しくて帰れなかった事もあるが、結構シャンとしていたのできちんと帰れる自信があったのだ。

勝因は、焼酎を飲んだ事だろうか。

悪酔いもせず、二日酔いも軽かった。

次はあるのだろうか。

毎度あそこまで拝まなくてはならないなら結構ホネだが、1歩、前進したはずだ。

しかし、あさっては上司アンガの結婚式&披露宴である。

ここで後退しないように、祈る。