人間のクズ!

敵は自分の中にいる。ちょっとだけ抗ってみたくなった、ぽ子55歳。

怖い話

ぽ子は怖い話が苦手だ。

苦手だけど聞きたい気持ちはある。

でも必ず夜になって後悔するから、もう二度とその類の話は聞かないと決めたのだ。

しかしこういった刺激の誘惑はからは、なかなか逃れられるものではない。

なので私は「自分には起こりえない話」に限定して、聞く事にしている。

例えば、その場所に行かなければいいとか、それをしなければいいとか。

それにしても怖い話は数限りなくあるが、中には嘘や思い違いもあるだろう。

しかし私は非常に洗脳されやすく、ネガティブな事ほど信じやすい傾向になる。

結果、怖い話を疑うようなことはないのだが、これから書く話がどうかについては読んだ方の判断にお任せする。

所詮、聞いただけの話に対してその真偽を確かめる事は出来ないのだ。

聞き手に委ねられるのみである。

私はその話を知らなかったが、かなり有名な話らしい。

少なくとも娘ぶー子の世代では誰でも知っているような話らしいのだが、怖い話というより都市伝説的に語られているようだ。

ひとりかくれんぼ。またはひとり鬼ごっこ。

その方法をここに載せるのは私が怖いので、知りたい方はここからウィキペディアへ飛んでください。

それを知ったのは、ぶー子の話からだ。

彼女は暇さえあれば携帯をいじっているが、「モバゲー」からそのサイトを発見したらしい。

ところで私は「モバゲー」が何たるかを知らないので、サイトという呼び名が正しいのかはわからないが。

そのサイトに書き込んでいる彼は、様々な都市伝説を自分で検証しているらしい。

怖いものとは限らない。

例えば「佐川急便のトラックに触ると幸せになれる」だとか、「ドラクエⅢを3万何回かリセットすると画面が真っ暗になる」とか、そんな類のものの方が多いようで、彼のつけた危険度はほとんど下のレベルであった。

しかし、「これは本当にヤバい、絶対にやらない方がいい」と言い切ったのが、このひとりかくれんぼだったのだ。

彼は携帯のそのサイトに、自分が体験した事を書き込んでいく。

結果から言うと彼は「見た」し、準備したものは場所が移動していたと言う。

霊感の強い友人に外で待機してもらっていたようだが、危険だからここまでにした方がいい、と止められて終わるのだ。

これは、顔の見えない携帯のサイトでの話だ。もちろん嘘を書き込む事は簡単にできる。

しかしこの場合、他にも様々な都市伝説に挑戦してきた記録があること、書き込みがリアルだったことで、私はすっかりビビッてしまったのだ。

嘘だとか本当だとかではない、もう単に怖いのだ~~~!!

だいたい手順が、人形にひどい事したりして(怖くて書けない)、そんな事してただじゃ済まないってぽ子は思いますけどね。

そういう事をする事で自分の中の変なスイッチが入っちゃうのかもしれないけど、本人にはそれが思い込みなのかどうかなんで判断できない状態になるだろう。

どっちにしろ怖い思いをする可能性が高い。

「ひとりかくれんぼ」で検索をすると、実に様々なサイトがひっかかる。

中には実際に試しているところの動画もあるようだが、別のサイトで「動画を見るのも呼び込んでしまって危険」と書かれていて、これまたビビッた。

そうなのだ、結局怖いけど見たいのだ。

人形を刺すなんて(あ、書いてしまった)酷いと思いつつ、そんな事をすると何が起こるのか、知りたいのだ、自分から遠いところで。

何書いてんだ、こんな事書いたらヤバイよ、もう止めようこの話は。怖い怖い。

もう怖い話はおしまいです。

とりとめがなくて申し訳ない。