いい天気だ。カレー・ウォーキングである。
今回は玉川上水駅から昭島駅まで。
一度神社に寄るためにコースを外れるが、ほとんど玉川上水の横を歩く事になる。
それにしても地理的な事が全くわからないために、どれほどの距離を歩くのか想像もできない。
今回は全てダンナ任せである。
「まだですか~。」
「後どれぐらいですか~~。」
「もうそろそろ見えますか~~。」
「つかれた・・・。」
「もうイヤ・・・。」
とにかく、恐ろしく遠かった。
「もうそろそろ見えますか~~。」のあたりで、普段家に到着している程の疲れようだ。
そろそろ見えたと思ったら、それははるか向こうにあり、行けども行けどもたどり着かない。
目的地は昭島駅近くの森タウンというショッピングモールの側にあるカフェだ。
また森タウンが広いため、その向こうにあるカフェが遠い。
「・・・つ、着いた・・・(泣)」
やっと着いたそのカフェは、バイクのハーレー・ダビッドソンの販売店にある洒落た店だ。
そこで出しているカレーがうまそうだったから、わざわざこんな所までやってきたのだ。歩く必要はないのだが。
中を覗くと客はたったの3、4人のひとグループであった。
その彼らは、背中にハーレーの大きな刺繍のしてある袖のないGジャンを着て黒いブーツを履いてたりして、見るからにイージーライダー野郎だ。
ううっ、入りにくい。私、カレー食べに来ました。
しかしメニューを見て、腰が抜けそうになった。
数種類あるカレーは全て「品切れ」となっていた。
聞くと今日は今年最後の営業日で、ほとんど作ってなかったらしい。
「マジかよ~~~~~(泣)」
私もガックリきたが、ダンナの落胆振りもひどかった。「何で、何で・・・。」と本当に悔しそうである。
しかし幸い、森タウンの側なのだ。レストランならたくさんある。
こんな辺鄙な場所にショッピングモールがあったのだから、ラッキーだと思わなくては。
「もうヤケクソだッ、死ぬほど食ってやるッ。」
ダンナはそう言って、イタリアンの食い放題を選んだ。
いいぞいいぞ~~!!ハーレーカレー、良くぞ品切れ!!
何でこう、限度というものを知らないのだろう。
苦しくなるまで食べてしまい、食に対する恐ろしいまでの動物的欲望に呆れる。
その後ヒーヒー言いながら買い物をして、家に帰った。
「今日、ミーちゃんとこに泊まりに行っていい??」
家に帰ると娘ぶー子がニコニコと言いにきた。
「今から!?」時間はもうすぐ6時である。
「ウン。ミーちゃんひとりだからさぁ、いいでしょ?」
ミーちゃんちは母子家庭で、お母さんは夜になると仕事に行ってしまう。
一人っ子のミーちゃんは、毎晩ひとりぼっちなのだ。
わかった、行くなら行け。ただし、サッサと。
私はもう疲れて眠くてしょうがないのだ。
しかしぶー子を1日ほったらかしていたのだ。
せめて起きて見送るべきだろう。
「何時に出る?」
「ん~~、6時15分頃。」
早く来い、6時15分よ。
しかし6時15分になるとぶー子はパソコンで音楽を聴き始めた。
何やってるんだよ~、眠いよ~、あぁでも出てけとは言えない。
「いつ出るんだっけ?」
「ん~~、6時45分。」
・・・延びた(泣)頑張れぽ子、あと30分。10分がたったのみっつだ。
ウトウトしてしまった。
膝にはラ、お腹にはミ、脇にはエルが挟まり、猫まみれになっていた。
気がつくと時間は6時45分。
ぶー子はパソコンを切って「着替えてくるかな。」と言った。
くるかな。
くるかな、どうしようかな、的なノホホンとした雰囲気が腹立たしい。
曖昧に言った甲斐があり、ぶー子はすぐに着替えには行かずに、私の脇に挟まって寝ていたエルをフン掴んで引きずり出し、二本足で立たせて遊び出した。
酷いことを。
しかし二本足で立つエルも確かに可愛いのだ。黙認。
やっと着替えて現れたのは、7時であった。
早よ行け~~!!ミーちゃん、待ってるぞ~~~!!
「それじゃ、行くわ。」というセリフを聞いた時には、何か大きなことをやりとげたような充実感すらあった。
散々待った忌々しさなど吹っ飛び、「じゃあ気をつけてね。」と声を掛けると今度は「あれ?鍵がない・・・。」とウロウロし始めた。
結局この後は、すっかり目が覚めてしまって眠れなかった。
腹立たしいので、女子高生コンクリート殺人事件の犯人をコテンパンにとっちめる事を考えてみたが、それだけで無駄に30分過ぎてしまった。
なので諦めてブログの更新である。
ところで今日のウォーキングの歩数は2万7千歩であった。
いつもなら、出掛けて戻るまでで1万5千~2万ぐらいである。
しかし今日は、森タウンの時点で1万8千歩だ。
歩いて消費したカロリーと、食い放で摂取したカロリーと、どっちが多かったのだろうか。
*DVDを観るので、食い放の記事などはその後で・・・。明日になっちゃうかな??