人間のクズ!

敵は自分の中にいる。ちょっとだけ抗ってみたくなった、ぽ子56歳。

壮大なアイデア

さっき、風呂に入った時のことだ。

頭を洗っていた。

シャワーで頭を濡らして思い出した。

リンスがないんだった!!

これに気付いたのは昨日だったが、面倒だったのでぶー子のリンスを使った。

しかし、ぶー子のシャンプーリンスは高いのだ。

買わされているのはこっちだ。減ってしまう。今日は自分のを詰め替えることにしよう。

肩から全身シャワーを浴びたばかりで、風呂場を出ると寒い。

脱衣室の収納ボックスを探ると、詰め替え用が3つ。

しかし全てシャンプーであった。

なんでシャンプーばっかり3つ!?

きっとリンスと間違えて買ったものもあるのだろう。

昨日も書いたが、大概がほかの事を考えながらいい加減に過ごしているので、こういった失敗は良くあるのだ。

結局ぶー子のシャンプーリンスを使う。

くそぅ、高いのに。

そう言えば、燃えるゴミ袋もなかったのだった。

この連休に義父母が泊まりに来たが、こういう時に限ってこういう事が起こる。

仕方なく別の部屋からゴミ箱を持ってきてしのいだが、彼らが帰ったらまた忘れてしまった。

昨日ダンナが言ってくれて思い出したが、こういう事もしょっちゅうなので、とてもバツが悪い。

自分で気付いて自分で買い足せるのなら、何日忘れても構わないのだが、「そういえばゴミ袋は・・・。」と何度も言われると、本当に情けなくなる。

しかもゴミ袋の件は、義父母滞在中に切らせていたものシリーズの4つ目であった。

肉を食べないお義父さんのために刺身をたくさん買ってきたのだが、食べる段階で醤油がほとんどなくなっている事に気がついた。

ダンナは冷蔵庫の中からいつのものかもわからない、何かについてきた醤油を出してきたが、これも、きちんとした義母の前ではとんでもなく恥ずかしいことだ。

そして、ブリ大根を作ったのだが、砂糖を入れようと思ったらこちらもほんの少ししか残っていなかった。

しくった、どこかにストックないか??と探し回ったら、ほんの少しだけ袋に残ったものが、収納棚に入っていた。

オッチョコチョイは自覚している。

使おうと思ったらない、という事など日常茶飯事なので、調味料を容器に移す時には全部入れずに、こういう時困らないよう少しだけ残すようにしていたのだ。

で、でかしたぞ、ぽ子~~~!!

しかしだ。

この日最後の「しくった」は、夜中であった。

皆が寝静まった後に一人でみそ汁を作る、という涙ぐましい嫁っぷりであったが、なんと、味噌までなかったのだ。

私はこの時、アジのタタキを作った際に残った骨でダシを取っていた。

ここまでやって、味噌がない(泣)

仕方ない、もうこうなったらすまし汁だ。

アジのダシですまし汁ができるかどうか、そしてレシピもなく自力で作れるかどうか不安であったが、他に道がない。

しかし味見をしてみると、ビックリするほどおいしかった。

後で気付いたが、これはダシのお陰である。

そして、酔っ払っていて頭も舌もバカになっていたのだ。

次の朝、お義父さんかお義母さんかはわからないが、この変な汁はお椀に残っていた。

私も後から飲んでみたが、甘くて変な味だった。

いいダシは出ていたのだが。

とにかく消耗品を切らすのが得意である。

自覚はしているので色々考えてはいるのだが、そのアイデアがあまりにも壮大で、まだ実現しないでいる。

思えばぽ子の手帳には、壮大なアイデアばかりで実現しないことばかりだ。

こうなったら誰かこのアイデアを買ってくれるか、ぽ子の言う通りに動いてくれるかしてくれないものだろうか。