実話に基づいた作品とのこと。
初めて映画で観るブラピである。
監督:アンドリュー・ドミニク
キャスト:ブラット・ピット、 ケイシー・アフレック
ジェシー・ジェームズは、1880年代に名を馳せたギャングである。
疑いがあれば平気で仲間をも殺す冷徹さを持ちながらも、飄々としてどこか憎めないその男は、アメリカ中で恐れられながらも人気者であった。
しかし強盗、殺人は許されるものではない。
お尋ねものの定めで、彼は仲間達と共に国じゅうを点々として暮らしていた。
そしてある日彼は殺されるのだが、「暗殺された側」と「暗殺した側」のその後の運命の明暗が後半を占める。
「有名なあのジェシー・ジェームズを殺った」、その彼は賞賛されるだろうか?
3時間の長編なのだが、その長さゆえにタルい。
殺しの場面など過激なシーンもあるのに、ストーリー的に起伏が穏やかで、長い。
これは私だけかもしれないが、登場人物が多いので顔と名前がなかなか覚えられず、話がわかりにくい。
実話でなければそれほどセンセーショナルな話でもなく、どちらかと言うと詩的に雰囲気を楽しむ映画か。
そういう見方では、ブラット・ピット演じる主人公はとても魅力的だったし、古い時代設定で異世界を楽しめたとは思う。
ネタバレしないような書き方になるが、彼が死ぬ寸前に銃を置いた意味、そこがひっかかる。
我が家ではみんなそれぞれの「読み」を持っていたが、全体を通して曖昧な部分が多かったので(わかる人にはわかるのかもしれないが)、後でそういう話ができたのは面白かった。
でもう~~ん、正直、面白かったかと言えば、私の好みではなかった。
ブラピの他の作品が観てみたいと思った。
ぽ子のオススメ度 ★★☆☆☆
ダンナのオススメ度 ★★★★☆ 救いようのないせつなさ
ぶー子のオススメ度 ★★☆☆☆ よ~わからん