英語の表記だと「SE7EN」。「傲慢」、「嫉妬」、「憤怒」、「怠惰」、「強欲」、「暴食」、「色欲」の七つの大罪を指している。
監督:デヴィッド・フィンチャー
キャスト:モーガン・フリーマン、ブラット・ピット
引退を間近に控えた凄腕刑事サマセットのもとに、若いミラーが新たに配属された。
幾多の事件を解決し、もういい加減のんびり過ごしたいと思っていたサマセットと、何としても事件を解決し、犯人を逮捕するという使命に燃えるミラー。
折しも猟奇的連続殺人事件が起こっていたところ、ミラーに触発されたサマセットも事件解決に乗り出すこととなった。
最初の事件は「暴食」。
7つの大罪を犯すものに、残忍な手口による処刑が続く。「強欲」、「怠惰」、「色欲」、「傲慢」。犯人は明らかなメッセージを残していた。
しかしやがて、サマセットらも犯人へと大きく近づいていく。
ところが犯人は、「嫉妬」と「憤怒」のふたつを残したまま、出頭するのだ。
このまま終わるはずはない。
これは犯人の挑発だ。
ミラーは大罪を犯すのか?
サイコパスによる手の込んだ殺人は、「ソウ」を思わせる残忍ながら見事なもの。
ラストも衝撃だったが、それを構成する肉付けが少々甘い気がしてしまう。
意外と簡単に犯人を特定できてしまったり、最後のターゲットをミラーにした動機など、う~ん、どうなのか。
バッサリ切るような終わり方も、これらの未消化を後追いさせず、やられたという感じ。
ラストの衝撃ありきの作品かな。
まぁそこだけでも十分見応えはある。
ぽ子のオススメ度 ★★★☆☆
ダンナのオススメ度 ★★☆☆☆