人間のクズ!

敵は自分の中にいる。ちょっとだけ抗ってみたくなった、ぽ子55歳。

セブン

英語の表記だと「SE7EN」。「傲慢」、「嫉妬」、「憤怒」、「怠惰」、「強欲」、「暴食」、「色欲」の七つの大罪を指している。

 

       

 

   監督:デヴィッド・フィンチャー

   キャスト:モーガン・フリーマン、ブラット・ピット

 

 

引退を間近に控えた凄腕刑事サマセットのもとに、若いミラーが新たに配属された。

幾多の事件を解決し、もういい加減のんびり過ごしたいと思っていたサマセットと、何としても事件を解決し、犯人を逮捕するという使命に燃えるミラー。

折しも猟奇的連続殺人事件が起こっていたところ、ミラーに触発されたサマセットも事件解決に乗り出すこととなった。

 

最初の事件は「暴食」。

7つの大罪を犯すものに、残忍な手口による処刑が続く。「強欲」、「怠惰」、「色欲」、「傲慢」。犯人は明らかなメッセージを残していた。

しかしやがて、サマセットらも犯人へと大きく近づいていく。

 

ところが犯人は、「嫉妬」と「憤怒」のふたつを残したまま、出頭するのだ。

このまま終わるはずはない。

これは犯人の挑発だ。

ミラーは大罪を犯すのか?

 

 

サイコパスによる手の込んだ殺人は、「ソウ」を思わせる残忍ながら見事なもの。

ラストも衝撃だったが、それを構成する肉付けが少々甘い気がしてしまう。

意外と簡単に犯人を特定できてしまったり、最後のターゲットをミラーにした動機など、う~ん、どうなのか。

バッサリ切るような終わり方も、これらの未消化を後追いさせず、やられたという感じ。

 

ラストの衝撃ありきの作品かな。

まぁそこだけでも十分見応えはある。

 

 

 

ぽ子のオススメ度 ★★★☆☆

ダンナのオススメ度 ★★☆☆☆