人間のクズ!

敵は自分の中にいる。ちょっとだけ抗ってみたくなった、ぽ子55歳。

俺の空@池袋

もとは「我空」と言う店名だったようだが。

高田馬場の俺の空の店主が、池袋にオープンさせたこの店。

なぜこっちも「俺の空」になったのだろうか?

私などが知る由もないが、どちらにしても馬場の「俺の空」にはオール5を出していたのだ。

食べたい事に違いはない。

前回池袋では、渡辺樹庵氏プロデュースのに行ったのだが、その時に「俺の空」の前を通ってみた。

それほど混んでいる様な感じでもなかったし、何より店の前に出ていたラーメンの写真がムチャクチャうまそうであった。

次は絶対ココ!!と決めていた。

時間は2時ごろだっただろうか。

外に行列はなかったが、広い店内にはウェイティングのためのイスがズラリと並んでいて、ここに6人程座っていた。

薄暗く、しゃれた飲み屋のような店内である。

回転も悪くなく、10分ほどで席についた。

接客も明るく、気持ちが良い。

「掛け豚そば」を。800円。

ネットの評価でも騒がれていたが、ラーメンとしたら決して安くはない。

ちなみにつけ麺の「浸け豚そば」は、同じ値段で麺の量が選べる。

小が200g、中が300g、大が400g。

ええっ!?

小でも「掛け豚そば」の130gよりも全然多いじゃないか~!!

でもやはりラーメン派のぽ子なので、「掛け」で。

程なくして出てきたラーメンは、馬場の「俺の空」と大差はない。

ここで気がついたのだが、そうか、店名同じなんだから、ラーメンも同じなのか?

でももとは「我空」だったのだ。

「我空」もこのラーメンだったのか??

それとも店名を変えた時にラーメンも変わったのか??

出鼻をくじかれた感じではあったが(注:正しくは『出端』だそうだ。今調べた。1つおりこうになった)、やはりうまいものはうまい。

トロンとまろやかなスープに、ガツンとした魚介の風味が効いている。

中に入っているタマネギの甘みと野菜特有の瑞々しさが、とても良いアクセントになっている。

小ネギもタップリ振ってあり、こってりしたスープが食べやすくなっている。

細麺である。

この手の重いスープには太麺、という常識を見事に覆す麺だ。

しっかりと硬い、ギュッと締まった麺だ。

細いくせにゴツい、印象的な麺である。

ほぐした豚がたっぷりトッピングされているが、これがまた絶品。

ホロホロと柔らかく、角煮のような肉である。

やはりとてもおいしかった。

ただ、勝手に馬場のラーメンと違うものが出てくると思っていたために、ちょっとガッカリしてしまったところはある。

それに、店の前に出ていた写真とは違うラーメンなのだ。

あれにはほぐしてないデカい肉のかたまりが入っていたし(有料のトッピングなのか??)、糸唐辛子が乗っていて、見た目も美しかった。

そして、量が軽い。

ダンナのつけ麺と具体的な数字で差がわかってしまったので、なおさらひもじい気持ちになった。

替え玉もあるが、すでに800円も出しているのだ。

「まだまだ食えます。」と思いつつ、店を後にすることになる。

先に結果を書いてしまうが、オール5である。

オール5だが、一度食べればいいや、そんな気持ちになったのも確かだ。

他に、もっと安くて食べてみたいラーメンが、あっちにもこっちにも溢れているのだ。

そんな感じで、ぽ子評価はオール5でっす。

うまいラーメンには金がかかるのかもしれないけど、もっと安くてもおいしいラーメンはたくさんある。

800円。

ギリギリの線である。

「掛け豚そば」