パチッ・・・と目が覚める。
今朝も目覚しがなる30分前だ。
すげ~~な。
しかし起きて朝ご飯を作ったら猛烈に眠くなり、ダンナを残して寝てしまったのだ。
寝る前に見た「バカ画像500連発!!! この1冊で一生大笑い」がいけなかった。
おかしくて、寝るどころじゃなかったのだ。
私が寝坊すれば、娘ぶー子も寝坊する。
今は春休みなので、ぶー子が起きると言った9時に、ピアノの練習をガンガンして起こしていた。
ちなみに、練習ばかりじゃつまらないので、課題曲として森山直太朗の「さくら」を練習しているが、これが意外とヘビーな和音で、下手ゆえにガンガン叩くように弾くのでエラく盛り上がる。いざ、舞い上がれ。
これでぶー子は目を覚ますのだ。
しかし今朝はピアノどころではない。
病院に薬をもらいに行くのだった。混むから早く行きたかったのに。
病院は9時半から、起きたのは9時15分。
飛び起きてすっとんで行った。
おととい行った耳鼻科だ。花粉症の薬が切れた。
ところが2種類のうち1種類しか入っていなかった。
ちゃんと薬局で「こちらですね?」と確認されたのに、いざ夜になって「強い方」を飲もうとしたら、なかったのだ。
2度手間だが、致し方ない。
もうシーズンも終わっていくのだろうが、私にはその「存在」が大切なのだ。
「これがあるから大丈夫」という、まじないみたいなものだ。
再診料を取られたのには腹が立ったが、やつら、私の大事な「まじない」を持っているのだから、敵に回すわけにはいかない。
大人しく「強い方」をもらい、帰りにスーパーで使用済み食品トレーを限界まで入れて帰ってきた。
次に来たおばあちゃん、ごめんね。
「おこづかい、もらってないよ。」
家に帰るとぶー子が言った。
バレたか。
忘れてるぐらいならそれ程必要としていないのだろうと放置していたが、まぁちょうどいい。
こっちも言いたい事がある。
「春休みで時間があるんだから、家の事をちょっとは手伝ってよね。」
「!!」
これまでは当たり前のように洗濯物干しと食事の支度の手伝いと、簡単な家事をやらせていたのだ。
バイトで忙しくなってから何となくフェイドアウトされていたが、そうはいくか。
バイトは辞めたのだ。
何で一番遅く起きて来たヤツが人の作ったご飯を食べて、それをほったらかしたままテレビを見てゲームをやって、また眠るのだ。
何で朝から働いて仕事行って帰ってきた私が、ぶー子を寝かして洗濯物を取り込んで晩ご飯を作るのだ。
何で暗くなって昼寝から起きたぶー子が「お腹すいた」「風呂」と言うのに従わなくてはならないのだ。
ハッ、エキサイトしてしまった。言い足りないが、まぁそんな訳でぶー子、お前も何かせよと。
花粉症の強い薬を握られているぽ子のように、こづかいをもらう前のぶー子の立場は弱い。
こうして今日は餃子を作らせ、猫のトイレの掃除をさせた。
もっと早くこの流れになってたら、洗濯機を回したのに。
まぁお陰でちょっと楽な午前であった。
仕事帰りにまたしてもスーパーのハシゴをした。
大型スーパーは高いと思っていたが、残業してから行くと半額にありつけることがあるのがわかったのだ。
半額のワゴンから、明日の朝用にブリトー2つ。
東村山納豆というのがあって迷ったが、結局買わなかった。
しかしそれで正解だった。
ダンナが、まさにそのたったひとつだけの半額東村山納豆を買って帰ってきたのだ。
価値観が近いという事は、夫婦には大切な事なのだと私は思っている。