モーニングを食べに行くと言ってたにも関わらず、昨夜も深酒。
寝た時の記憶がない。
起こされたのはもう10時。
しかしガストのモーニングは11時までで、ぽ子のようなフザケた野郎にも対応できるのだ。
急げ。間に合うか。
そのまま今日もウォーキングに出るので、徒歩だ。
二日酔いだというのに、競歩のごときスピードでガストに向かう。
ついさっきまで寝てたのだ。
人生、ジェットコースターである。
腹一杯朝ご飯を食べると、羽村に向かう。
最終的な目的地は八王子のラーメン屋だが、いくらなんでもすぐにゃ無理だ。
気持ちはあるが、胃袋がついていかない。
そこで羽村動物園が浮かんできたのだ。
動物園。
屋根の上にいるのは見た事もないような大きな鳥だが、どこからか飛んで来た。
模様が良く似ていたので「あ!ペンギンが飛んでる!!」とダンナと盛り上がってしまった。
注:ペンギンは空を飛びません。
どう考えてもあの体型では。
このヤギは凄い。
細い木の橋の上で、お食事だ。
「おかか」という名札がついていた。
「かつお節」という演歌の臭いのするこの名称の、可愛らしい方の通称を名づけた飼育員の、ヤギに対する深い愛を感じた。
動物園まで歩き、動物園からさらに遠くへ向かって歩く。
八王子に出やすいように東福生に向かった。
福生といえば米軍基地の町だが、異国情緒溢れる町並みを想像して歩き続けた私達は、東福生の駅に着いて愕然とした。
駅前だ。
熱いコーヒーでも飲みたかったが、店が1軒もないのだ。1軒も。
1時間に3本しかない電車を、あと30分近くも待たなくてはならないのだ。
逆の出口はこっちよりはまだマシだったが、それでもここに飛ばされたアメリカ兵の気持ちを思うと、同情せずにはいられないような駅前であった。
これでも東京。改札は無人。
やっと見つけた異国情緒は、こんなものである。
東福生はやはり「東」、福生に行かないと米軍ムードは望めないようだ。
やっと時間が来てホームに行くと、ええっ!?
ドア、手動!?
このボタンを押して開けるのだ。
そして、慣れていない私達は、ドアを閉めずにズンズン奥に入ってしまった。
寒いのにすんませんでした。
しかしこの手動、意外といいぞ。
拝島などでは10分近い待ちがあったが、ドアを閉めておけるのだ。
出入りしたい人が勝手にボタンを押して出入りすれば良い。
お陰で車内はずっと暖かかった。
私のような開けっぱ野郎はいなかったという事だ。
もうかなり疲れていたが、まだ戻る訳にはいかない。
八王子でラーメンを食べて、電車とバスを乗り継いで、やっとの思いで帰ってきた。
八王子が豊田よりも向こうだとは思わなかった。
ラーメン1杯のために、ずいぶん遠くに行ったんだなぁ。
家に着くなり上着もマフラーも帽子もそのまま、ソファで丸くなり寝てしまった。
起きて風呂から出てこうしてブログの更新をしているが、なんと娘ぶー子は今起きてきた。
22時50分。
私達がモーニングを食べて動物園に行って手動のボタンに驚いてラーメン食べて帰って来るまでの間、ただひたすら寝ていたのだ。
私の娘時代も似たようなものであったが、親の目になって見ると、これは驚きだ。
何と言う優雅な時間の使い方。
若いということはそういう事なのだ。
いま与えられているものの大切さを知るのは、残念ながらもっとずっと後なのだ。
もう取り返しがつかないくらいに。
ムチャクチャ疲れた。
お陰でよく寝れそうだ。
今度は福生に行きたい。