人間のクズ!

敵は自分の中にいる。ちょっとだけ抗ってみたくなった、ぽ子56歳。

ますます

ますます思い出せなくなってきた。

今日は何をしたっけ?

まぁどうせ大したことをしてないんだろう。

今日はあまりに眠かったので、9時までちょこちょこ寝た。

何だかバツが悪かったので、ゲームはやらなかった。

昨日に引き続き、洗濯をした。このままでは娘ぶー子のシーツがないのだ。

洗濯さえなければ、ずっと寝ていたかもしれない。

エル次第だが。

エルで思い出したが、寝室のエアコンは病気のエルのためにつけっぱなしにしているが、

夜中に暑くて目が覚める。

一応この常夏状態に対応できるようにTシャツで寝てはいるが、それでも暑いのだ。

できるだけ動きたくないので、お腹を出してみたり、パジャマの裾を太ももまでまくってみたりするが、結局眠れないので設定温度を少し下げる事になる。

すると今度は朝方寒くて目が覚める。

ベッドでこれだけ寒いのだから、もっと低い床のケージのエルはさぞかし寒いことだろう。

設定温度を上げる。

そこで恐れていたことがやはり起こってしまった。

リモコンの「ピ」という音に反応してエルが起きてしまったのだ。

起きたのは脳と体と「遊ぼう心」だ。

「ピエ~、ガシャーン!!」あぁ・・・始まってしまった。

ところでどうやら羊鳴きの「メエェ」は卒業したようだ。

エルが私の存在に気付かぬように、ゆっくり壁際に寄って布団をかぶり息を殺したが

一向に鳴き止む気配はない。

くそ~、5分の我慢だ。これまでの経験では、それほどいつまでも鳴くことはないはずだ。

ところがとたんに今度はテレビのスイッチが入ってニュースが始まった。

目覚ましにしていたタイマーでついたのだ。

「ほら、だから起きろったら!!」と言わんばかりに、ますます強く鳴くエル。

観念して私も起きたのであった。

エアコンのリモコンを鳴らさないようにしなければ、毎朝これを繰り返しそうな気がする。

もう起きる時間だからちょうどいいとは思わないぽ子であった。

仕事に行った。

それほど忙しくもないのだが、最後に品物をダンボールにつめて出荷するなどの地味な仕事が私の領域になりつつある。

時間で上がりたいのだが、私以外のパートは皆、もっと早い時間に帰ってしまっていないのだ。

ここで私が帰ると、アンガ藤井1人が残りの仕事をやる事になってしまう。

そんなんで帰りにくく最後までつき合ってるうちに、残業が当たり前になってしまった。

出荷する品物の最終チェックをする。

あれ?ここおかしいよ。藤井く~ん。

「ええっ?!これじゃ出せないよー。」

今からまともに直したら、1時間半はかかる。

そして、これは一度NGが出て修理した物だった。なぜその段階でこちらの不具合も言わなかったのだ。一目瞭然なのに。

「これを見逃した犯人探しをしてやる~~!!。」藤井くん呪いの言葉を呟いたが、

実は犯人は私であった。

私の字でしっかり「不良」と書いてあったのだ。

最初のNGに気を取られ、他に目が行かなかったのだろう。

ひゃ~、どうか犯人がわかりませんように。

仕事が終ってタイムカードを押したら「19:14」であった。

かぁ~~。あと1分、どこかでねばってくれば良かった。

買い物をして帰る。

家に着いたら寝室に直行して、エルのマッサージだ。

相当痛いらしく、ギャアッと鳴いて胸にしがみついてくる。

タレ目がますますタレ目で本当に哀れだ。

こんな事をする私を恨んでいるのではない。悲しんでいるのだ。

猫にも表情はある。

悲しませたまま終るのは嫌なので遊んでやる。

あっという間に時間が過ぎる。

「11時に寝室に行きエルと遊んでから11時半には寝る」これが理想だが、

もう11時20分である。

まだマッサージと薬が済んでないし、晩ご飯だって途中だ。

道着を着て四角い板に「オリャーッ!!」とやりたい気分だ。

マッサージ、行ってきます。