ブログを始めた事は誰にも言わなかった。
家族や友人など身内に読まれる可能性が出てくると
自由に書けなくなると思ったから・・・。
先に娘ぶー子もやってたし、
それなら私にできない訳はないだろうと。
しかし問題はすぐに発生した。
見つからないようにやるのが難しいのだ。
時間は昼に腐るほどあるんだけど
詳細はこれまでのクズ日記の通り。
そして、書き込みも手の込んだ事は一切できず
すぐに行き詰まってしまった。
くやしいがぶー子の力を借りねばなるまい。
タイトルやアドレスを知られず、履歴を丁寧に消していけば
見られはしないだろう。
アンタの名前はぶー子になってるのだ。
細心の注意が必要だ。リスクは高いがやむを得ない。
案の定、ぶー子は喜んだ。
何をするにも一緒にやりたい子なのだ。
気持ちはわかる。
「共有」するというのは楽しいことなのだ。
あちこち手で隠しながら色々質問する。
・・・しかし彼女も意外と良く分かってなかった事が判明。
そこで利用法をかえる事にした。
写真の載せ方をダンナに「自分が知りたい」として聞けと。
それをあとで教えろと。
ところが恥ずかしながら私は携帯を持ってない。
デジカメなんて気の利いたものはないから
ぶー子かダンナの携帯で撮らなくてはならない。
聞いた話によると、写真はダンナの携帯の方が
ダントツにきれいに撮れるらしく
ぶー子は写真の時はいつもダンナのを借りていた。
そのため、私が写真を撮りたい時は
ダンナになにげなく「これ撮ってくれる?」と頼み
それをぶー子に「私も欲しいからメールで送って!」と言わせるという、
非常に回りくどい方法を取らざるを得なくなった。
デジカメが欲しい・・・。
そのうちダンナの前でも平気でブログの書き込みをするようになった。
時間がないのだ。
掲示板だとでも言っておけばそれほど詮索もしないだろう。
ところが始めて見られた日、
「あれ?ブログ?」といきなり突っ込んできたのだ。
「掲示板だ」と言っておき、それ以上なにも言われなかったが
これにはビビッた。
なんでいきなりブログなんだ・・・。
ちょっと前にもいきなり「ブログやらないの?」と言われたりして
ビクビクしていたのだ。
感づいてるのか・・・?
確かめる術もなく、また夜の書きこみも止められず
不安だけが募っていった。
「なにをコソコソやってるんだとか思ってないかな・・・。」
「もしかして本当は全部わかってて、嘘をついてる私をどう思ってるのか・・・。」
あ~~っ!もうやりづらい!!
わかんないとこ聞いたりできるし
もう言ってしまえ!!
・・・それがおとといの夜でした。
ところがその反応が
「全然興味ないし」
「そんなの見やしないし」
「やりたいならやればいいじゃん」
とまぁそんな感じで。
肩透かしを通り越して「そんな言い方って・・。」
もーこうなったら悪口いっぱい書いてやる!
ブタブタブターーー!!
こないだ寝ながら屁~~こいてたぞ!!
パンツのゴム伸びてるぞ!!
耳毛長いぞ!!
ま、いっか。
デジカメ買ってくれたから。
(電化製品の購買にはなぜか甘いのデス。)
ちなみにぶー子には、
例のごとく手で隠しながら説明を聞きつつ色々やってたら
突然トップページが出てしまい
タイトルが見えてしまったぶー子はサッと顔をそらし
「・・・何か今・・すごい事になってたような・・プ。」
と呟き、カミングアウトを余儀なくされました。
その代わり、やはり密かにやってたぶー子のブログも
本人がいる時だけ見てもいい事になり
静かなる相互リンクが成立しました。
家族にはバレてしまいましたが、
私にはわからないところもたくさんあったので
協力者ができたと思って、まぁいいかと思うようにします。
どうせ私の能力じゃいずれわかっちゃっただろうしね。