久し振りに強烈な口内炎ができている。
こういうのは歳のせいもあるのだろうか。若い頃にはなかったことだ。あってもこんなに酷くはなかった。口内炎=痛い、というような認識はなかったはずだ。
ところがもう最近の口内炎ときたら、酷い。
まぁ痛い。しみる。
食べるのも飲むのも喋るのも、痛い。
そしてなぜか、何個もできる。
そのくせなかなか治らないので、私なりに色々調べて気を付けるようにしていたのだ。
まじない程度でも効果はあったのか、そう言えばこんなに酷い口内炎は久しぶりである。
口内炎ができる原因には色々あり、私が注目したのは「ビタミン不足」であった。
どうやらアルコールの分解にビタミンを消費するらしいのだ。
大量に飲めば、それだけビタミンの必要量は上がる。足りなければ、不足するということだ。
確かに飲んだ翌日あたりは、口内が荒れている感覚がある。
先回りしてビタミンを補おう。
また亜鉛が不足しても、粘膜が弱って口内炎ができやすくなるらしい。
こうしてビタミンBMIXと亜鉛のサプリを飲むようになったのだ。
ところがこれは薬ではない。そう劇的に変化は見られなかった。
なので1日1粒のところ、1日2回の2粒飲むようにした。
それでもやはりお酒を飲んだ翌日は、舌や口の中が荒れている感じはある。
たかがサプリめ、こんなものかと思っていたが、それでも酷い口内炎は最近あまりなかったような気がする。ギリギリ水際で食い止めてくれていたのかもしれない。
で、痛い。
たかがサプリと思っていたので、ちょいちょい飲み忘れる。効果が劇的ではない代わりに、ちょっと忘れたぐらいでは別に影響もない。
そうなるとサボりがちにもなるものだが、飲んだ後などより面倒になるものである。
ついにできてしまった。
それでも急に酷くなるものではない。私は油断していた。あの痛みを忘れていたのである。
結果、今、もうごめんなさいという気持ちでいっぱいだ。ごめんなさい、参りました。
もうこうなったらのんびりサプリなど飲んでいる場合ではない。今後は手当てに回る。
洗面台には「デントヘルス」という小さな塗り薬が置きっぱなしになっていた。しかしそれはもう「あと少し」という量になっていて、これまでの戦歴を思い知る。
それはいっときスーッと清涼感をもたらし、痛みを和らげた。
えらいぞ、デントヘルス。えらいぞ、ミッツ。みたいに言ってみる。
しかし治療薬というよりも痛み止め的な実感しかなく、私は更に薬ケースを漁ってみた。
おお、こんなん出て来た。アフタッチ。患部に貼るやつ。
初代に買ったジェル状になるものではなく、紙のようなタイプであった。
これにて患部が外部に触れなくなったのでほぼ完全にガードされた形だが、小さいとはいえ紙が貼り付いている違和感は拭えない。そして、ハンバーガーを食べた時に剥がれて一緒に食べてしまった。
なのでアフタッチはもう飲食はしない就寝前に貼り、日中は塗り薬を塗ることにした。
どこまで薬が効いたのか分からないが、3日ほどでやっと痛くない程になった。
しかし今度は舌が痛い。
これもまた悪化し、2個連なって今ピークを迎えている。
今月末にリハがあるから歌の練習をしているところだが、痛くて痛くてたまらん。
英語は日本語よりも子音が豊富なのか、痛ポイントが多い気がする。なんの罰だ。
週末である。休日がやって来る。
またビタミン消費のシーズンだ。
ビタミンってなんだろう。つまみの内容を考え直すか。
食べるものでの亜鉛ビタミン摂取を考えたい。