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「あれは本当に、いい旅だった。」
もう7年前のことになる。
行きつけのライブバーの仲間たちと、大分に行ったのだ。
結婚して家庭ができると、旅行というものは家族で行くものになる。実際これ以前にもこの後にも、家族以外で泊まりの旅行に行ったことはほとんどない。
なので、人数が多かったこともあり、まるで修学旅行のノリであった。
ハートウォームな人ばかりで、とてもとても楽しかった。良く笑った。底抜けに笑った。
「泊まる」というのは特別なことだな、と思う。
風呂に入って、着替えて、布団を前にして、語り続ける。
外で食事もしたが、やはり宿の部屋で飲んだ時のことが、いい思い出となっている。
「また行きたいね、同じメンバーで。」
「もう無理じゃないか?それぞれ状況も変わってるし。」
長い年月が再現を難しくしていたが、
「でもさ、また同じメンバーで行っても、同じように楽しくなるかは分からないよね。」
誰かのノリが悪くなってるだろうとか、性格が変わってしまってるだろうとかいう意味ではない。あの時のあの楽しさは、色んな要素が重なって偶然できた奇跡のようなものだったんじゃないかと。
などと言うと特別な出来事のようだが、何事も常に偶然の要素の集まりであり、起こることは奇跡なのだ。作ろうと思ってもう一度作れるものではない。
あの旅は、あれで終わってしまった。
残念だが、「もう一度」は起こらないのである。
しかしまた、新しい奇跡が待っていることだろう。
あの旅が素晴らしかったのは、スケールが大きかったところにあるだろう。
夢は大きい方が、奇跡も大きくなる。
新しい夢を、創りたい。