タイトルの「ライオン」の意味が分かるのは、映画のいちば~~~~ん最後であった(笑)
監督:ガース・デーヴィス
キャスト:デヴ・パテル、 サニー・パワール、ニコール・キッドマン
1986年。インドの貧民窟で、苦しい生活をしていた少年サルー。
母親が仕事に出掛けると、兄・グドゥもまた、仕事を探しに出掛けて行く。
自分も早く生活を支えられるようになりたい。グドゥについていくと駄々をこね、夜の町へとサルーは共に電車に乗り込んだ。
しかし、はぐれてしまうサルー。回送列車はサルーを乗せて、1600キロ先のベンガルまで突き進む。
言葉も通じぬ町で、たったひとりサルーはさまようことに・・・。
まだほんの5、6歳かと思われるサルーが、行く先々で危険な目に合う序盤から目が離せない。
母をたずねて3千里を思わせるようなストーリーだ。せめてアメデオの一匹ぐらいいてやって欲しいほど、孤独で切ない。
やがて幸せな生活が訪れても、サルーの心はいつも故郷を求めている。
まぁばっちりタイトルでネタバレしているので、多くは語らないでおく。
これと言ったオチはなくとも、見ごたえたっぷりの作品であった。
ぽ子のオススメ度 ★★★★☆
ダンナのオススメ度 ★★★★☆