人間のクズ!

敵は自分の中にいる。ちょっとだけ抗ってみたくなった、ぽ子55歳。

LION/ライオン~25年後のただいま~

タイトルの「ライオン」の意味が分かるのは、映画のいちば~~~~ん最後であった(笑)

    

   監督:ガース・デーヴィス

   キャスト:デヴ・パテル、 サニー・パワール、ニコール・キッドマン

1986年。インドの貧民窟で、苦しい生活をしていた少年サルー。

母親が仕事に出掛けると、兄・グドゥもまた、仕事を探しに出掛けて行く。

自分も早く生活を支えられるようになりたい。グドゥについていくと駄々をこね、夜の町へとサルーは共に電車に乗り込んだ。

しかし、はぐれてしまうサルー。回送列車はサルーを乗せて、1600キロ先のベンガルまで突き進む。

言葉も通じぬ町で、たったひとりサルーはさまようことに・・・。

まだほんの5、6歳かと思われるサルーが、行く先々で危険な目に合う序盤から目が離せない。

母をたずねて3千里を思わせるようなストーリーだ。せめてアメデオの一匹ぐらいいてやって欲しいほど、孤独で切ない。

やがて幸せな生活が訪れても、サルーの心はいつも故郷を求めている。

まぁばっちりタイトルでネタバレしているので、多くは語らないでおく。

これと言ったオチはなくとも、見ごたえたっぷりの作品であった。

ぽ子のオススメ度 ★★★★☆

ダンナのオススメ度 ★★★★☆