人間のクズ!

敵は自分の中にいる。ちょっとだけ抗ってみたくなった、ぽ子55歳。

歯磨きを怠った末路

***水曜日に下書きしたものになっています。ライブはもう終わりました~~~EE:AE5B1***

 

ライブやリハも迫っているんだが、もうひとつ何となくやばそうなのが・・・・・・・。

 

別にノルマがあるわけでも本番があるわけでもない。

そういう意味では必要ない部類になるのだろうが、やっとかないと裏切ることになってしまう気がする、

 

ポン太先生を・・・・・・・。

 

 

 

私のバンドでの担当パートは一応歌と鍵盤になっているが、そのどちらも中途半端なクォリティであった。

特に鍵盤においては本物通りに再現する「どコピー」しかできず、ソロやアドリブなどで非常に苦労していた。

音楽理論的なものが頭に入っていれば、コードをもとに自由に弾けるはずだ。

そこで本を買って読んだりもしてみたが、これがまたサッパリ分からない。

マンツーマンで私の理解度に合わせて誰か教えてくれないだろうか。

そこで浮かんだのが、ポン太さんだったのである。

 

ポン太さんは、例のミュージックハウス「P」で出会った人であった。

出会いこそかなり前に遡るが、最近はあまり店で見かけなくなってしまった。

ジャズやフュージョンなんかを自在に弾きこなし、講師なんかもやっていると聞いた。

おっとりした人柄も、教えられるにあたって威圧感がなくていい。

私はライブで人様のキーボードソロを聞くたびに、ポン太さんにお願いしようと決意していた。

そしてある日、とうとうポン太さんと再会するのである。

 

2時間8千円。

個人レッスンとしては決して高くはないが、私の自腹としては高額だ(笑)

しかしこの1回で、理屈さえ覚えて帰れれば、一生モノである。

 

「ピアノに使う筋肉はね、なかなかつかないくせにすぐに落ちちゃうの。だから毎日ちゃんと練習する方がいいんだけどね・・・。」

スタジオに入り、ピアノのフタを開けるとポン太さんは言った。

「時間ならあります。仕事してませんから。」毎日弾こう。上手くなりたい。

「できれば4時間、最低でも2時間かな。」

無理ッスEE:AEB30

4時間ってEE:AEB64

一体どういう人向けに言ってんですか。

 

 

そしてそれから3週間が経つが、実はその後私は一度も弾いていないEE:AE4E6

とても勉強になった。

スケールも理解した。

練習すべきことも分かった。

家に帰ってやるべきことを譜面に起こした。

後はこれを繰り返し弾くだけであった。

 

しかしどっちが先って、やはりライブが控えているものが優先されてしまうのである。そしてその準備すらも、まだ終わっていないのだ。こっちで焦っている最中なのである。

一番近いライブが、今週末。

そしてこの日。

同じライブにポン太さんも出演するEE:AEB64

 

当然「その後どうしてる?」となるだろう。

私は教え子となったのだ。ポン太さんの大切なものを受け取っているのである。

「その大切なもの」の行く末は、気になって当然だろう。

 

一度も弾いてないなんて言えないEE:AEB64

あぁ、まだポコッペリンの方も終わってないのに、困ったEE:AE5B1

でもポン太さんをガッカリさせたくはない。というか、それによって見捨てられたくはない。

 

 

良く見ている掲示板に、「思うところを胸張って言い逃げするトピ」といういわゆる駄トピがあったのだが、その中にこんなものがあった。

 

ピアノの練習を「ピアノの練習」と思ってるんじゃないの?

あれは歯磨きなのよ。

毎日やっておきなさい。

 

というものがあった。

名言である。

ポン太先生、ごめんなさい・・・・・・。

 

 

***結局ポン太先生は、演奏が終わったらすぐに帰られました。ゆっくり話ができなかったのが幸いした、という言い方をしていいのか悪いのか・・・。***