人間のクズ!

敵は自分の中にいる。ちょっとだけ抗ってみたくなった、ぽ子56歳。

いつか。

「いつか」なんて、本当はやってこないのだ。

薄々そんな感じはしていたが、私はその「いつか」をずっと待っていた。

「『いつか』なんて、来ないんだよ。」

何度も諭されたが、私は諦められなかった。

失う痛み、それに耐える自信がなかったのである。

しかし「失う痛み」を避けていれば、「いつか」は永遠に続く。

「いつか」を待ち続けて、まわりは失いたくないもので溢れてしまった。

いつか。

・・・・・で、誰がいつ使うの?それ。

性懲りもなく「片づけの本」など読んでいるが、つまるところ、捨てないと始まらないと言うことだ。

みんながみんな、そう言う。

「もったいない」という人間は、片づけられないのである。なぜなら、片づける場所がないからだ。もったいなくて捨てられないものに占拠されて。

思えば、動きのないものがどれだけこの家にあるだろうか。

「いつか」使うのは自分じゃなくてもいい。

バザーに出す。

売る。

ところがバザーの物品募集はそう滅多にないし、売れるものにも限りがある。

そして「いつか」のラベルが貼られて、しまい込まれる(あるいは出しっぱなし)のであった。

捨てろと言われる度、捨てられないから困ってるEE:AE4E5と憤った。

ならば行き場のないものは、溜まる一方である。

分かったよ、「いつか」なんて来ない。

「いつか」が来なければ、片付く日が来ないのも理解した。

でも、どうしても、まだ使えるものを捨てられんEE:AEB64

だから抗う。

このままでは何も変わらないのなら、徹底的に抗ってみる。

まだ使える不要品の行き先を、全て拾う神のもとに遣わせてみせるEE:AE4E5

・・・今度こそ捨てる、と思って書き始めたのだが、書いてるうちに忍びなくなってきてしまった。

決意を新たにしただけである。

難関は、拾う神の居所を探すことだ。これに尽きる。

それには時間が必要だ。

今月は無理かなぁ~~EE:AE5B1

こうして時は過ぎて行くのであった。