「いつか」なんて、本当はやってこないのだ。
薄々そんな感じはしていたが、私はその「いつか」をずっと待っていた。
「『いつか』なんて、来ないんだよ。」
何度も諭されたが、私は諦められなかった。
失う痛み、それに耐える自信がなかったのである。
しかし「失う痛み」を避けていれば、「いつか」は永遠に続く。
「いつか」を待ち続けて、まわりは失いたくないもので溢れてしまった。
いつか。
・・・・・で、誰がいつ使うの?それ。
性懲りもなく「片づけの本」など読んでいるが、つまるところ、捨てないと始まらないと言うことだ。
みんながみんな、そう言う。
「もったいない」という人間は、片づけられないのである。なぜなら、片づける場所がないからだ。もったいなくて捨てられないものに占拠されて。
思えば、動きのないものがどれだけこの家にあるだろうか。
「いつか」使うのは自分じゃなくてもいい。
バザーに出す。
売る。
ところがバザーの物品募集はそう滅多にないし、売れるものにも限りがある。
そして「いつか」のラベルが貼られて、しまい込まれる(あるいは出しっぱなし)のであった。
捨てろと言われる度、捨てられないから困ってるEE:AE4E5と憤った。
ならば行き場のないものは、溜まる一方である。
分かったよ、「いつか」なんて来ない。
「いつか」が来なければ、片付く日が来ないのも理解した。
でも、どうしても、まだ使えるものを捨てられんEE:AEB64
だから抗う。
このままでは何も変わらないのなら、徹底的に抗ってみる。
まだ使える不要品の行き先を、全て拾う神のもとに遣わせてみせるEE:AE4E5
・・・今度こそ捨てる、と思って書き始めたのだが、書いてるうちに忍びなくなってきてしまった。
決意を新たにしただけである。
難関は、拾う神の居所を探すことだ。これに尽きる。
それには時間が必要だ。
今月は無理かなぁ~~EE:AE5B1
こうして時は過ぎて行くのであった。