人間のクズ!

敵は自分の中にいる。ちょっとだけ抗ってみたくなった、ぽ子56歳。

家族が増え、そして減った。

とうとう死なせてしまった。

なかなか書けなかったが、今後の事もあるので書き残していこうと思う。

実は、メダカを飼い始めたのだ。

お祭りでメダカすくいをやっていて、それがとても綺麗で欲しくなってしまった。

生き物だ。綺麗だ、欲しい、ですぐ飼えるものではない。

しかしメダカはエアーポンプいらずで簡単に飼えるよ!というので、つい勢いで買って来てしまったのである。

エアーポンプいらずで簡単に飼える。

確かにそれは間違いではなかった。

しかしやってみて分かったが、「知識がある」前提であった。

上手に環境を作れれば、ホントに簡単だ。どうかしたらエサも水替えもいらない。

でも私には、その知識は備わっていなかった。

なので結局、知識の部分は機材で補うことになる。

やっぱり、できるだけいい環境で育てたいと欲がでてきて、結局初期費用で1万円近くかかってしまった。

それでも遂に、死なせてしまったのである・・・・・・・。

重要なのは、水を作ること。

最初は水質を綺麗に保ってくれるバクテリアがいないので、水替えを頻繁にする。

しかしいつまでも水を替えてばかりいれば、バクテリアが育たない。

その辺のバランスが、皆目見当がつかなくて苦労した。

また、冬場や水がまだ出来上がらないうちは、エサを少なくとのこと。

水が汚れるからだが、実は私はこれをきちんと守れなかった。

冬場と言っても暖かい部屋の日の当たる場所に水槽を置いていたので、みんな元気に動き回っていたのだ。

活動量もあるし、あげればあっという間に食べてしまう。だから、「冬場」であることはあまり考えず、「少なめ」に留めていた。

具体的には、水替えは3日に1回3分の1を交換、エサは1日1回を少量。

メダカたちは、本当にとても元気だった。

なのでここへ今度は、掃除屋さんを入れることにした。

ヌマエビ5匹とドジョウ。これは、トロピランドのおすすめであった。

ヌマエビはすぐに全滅EE:AEB69

ここで初めて、水質に不安を持ったのだ。

調べてみたところ、ヌマエビは水質に非常に敏感な種類だと言うこと。

まだ水が出来上がっていなかったからなのか、それともそれどころかこの水は、悪い状態になっているのか・・・。

メダカが来てから10日程が経っていた。水替えの頻度も、週に一度にしようと間隔を延ばしていたしていたところだ。

どうも水槽が臭い気がする・・・。

今思えばバカな話だが、バクテリアが増えて来て、水槽らしい臭いになってきたんじゃないかと思っていたりした。

その矢先に、とうとうメダカが1匹、死んでしまったのである。

メダカは白が1匹、黒が3匹、オレンジが2匹であった。

大きいのは白と黒1匹だけで、あとはまだ子供サイズのチビだった。

チョコチョコと泳ぎ回り、本当にとてもとても可愛くて癒されていた。

メダカにこんな威力があるとは思わなかった。

私は毎日飽きることなく、メダカを眺めていた。

そんなメダカが、全く動かなくなっているのだ。

そこには「生」というものを全く感じなかった。

ただの物体となって、力なく浮いているチビメダカ。

あんなに元気に泳いでいたのに、もう動かない。

遠くを見ているようなその目は、やはり何も見てはいない。

そんな姿が悲しくて、悔しくて、たまらなかった。

間違いなく、この子を殺したのは私だ。

このままではいけない。

この水槽に何が起こっているのか。

原因を探った。