今年は手帳を買わなかったのだ。
確かに、1日のスケジュールを30分単位で書き込んであれば、それに従おうという目標ができる。
そして私はできるだけ従うようにしていた。
しかしだ。
体調の悪い日が多くなってくると、それは単なるプレッシャーになってくる。
書き出してあることをやっていないという罪悪感。
結局去年は、いくらも使わないで終わってしまったのだ。
今年は買わなかった。
ということで、自由だ。思いつくがままに生きている。
念のため、遊んでいるという意味ではないぞ。
手帳などなくてもそう生活は変わらなかったが、その代わりに「やるべきこと」が常に曖昧になっていた。
何かをやりかけたまま忘れてしまうということが多々。
何とかしないとなぁと色々考えていたのだ。
朝のうちにメモに、その日やるべきことを書き出す。
やったことは横線で消していき、残ったらそれはそのまま翌日に持ち越す。
大量に余っているメモ類消費にもなっていいかとも思ったのだが、続かなかった。
日が経つにつれ、横線を引いたものと引いてないものがグチャグチャになってきて、気持ちまでグチャグチャになるのだ。
そのうち、見たくもなくなった。
終わった。
次には、何かいいアプリがないかと探してみたのだ。
しかし種類が色々あり、実際に使ってみないことにはそれが自分に合っているのか判断がつかない。
あぁ面倒だ。もうこのまま私は自由に生きていくのだろうか。
いやいや、何だか毎日、大切なことを少しずつ忘れていっているような気がする。
それはどこかに書きおこすべきなのだ。
ということで今は、「何となく良さそう」という理由だけで選んだアプリを使っているところだ。
いわゆる「ToDoアプリ」というもので、私が使っているのは「状況把握ToDo」というもの。
これが意外と使い勝手が良く、今私は家事ノリノリ期真っ只中である。
そもそもビジネス用で、ちょっと細かく深追いし過ぎな部分もあるが、触れなければいいだけの話である。大雑把に使っている。
やるべきことを書き出す。
必要なものには期限を切る。
カテゴリ分けができるので、見やすい。
主婦のToDoだ、カテゴリなんざ「掃除(週1)」、「掃除(月1)」、「買うもの」、「庭改革」なんて感じである(笑)
これで気づいたのだが、私は良く思いつく。
あそこをああするべきだ。
あそこはどうしたらいいか分からないが、放っておく訳にはいかないから保留にしておく。
私のToDoは、どんどん増えていく。
音楽室の防音化。
使っていない部屋の活用。
家事のレギュラー化。
凄いことになった。
これをもし全部やり遂げたら、この家はホテルになる。
やれたら、の話だ。
現状、思いつくのは面白くてどんどん項目は増えているが、消費がまるで追いついていない。
果たして今度こそ、私は変わるのだろうか。
いや、もうオチは見えているような・・・。