人間のクズ!

敵は自分の中にいる。ちょっとだけ抗ってみたくなった、ぽ子56歳。

刺すお客さま

今度はあなたですか・・・・・・・・EE:AE474

何とも嫌~な感じを残してケリがついたアシナガバチ問題であったが、早速次の客ならぬ刺客が送り込まれてきたようである。

思えば何日か前から、そこらへんにいた気がする。

それは定住を意味するのか。

私がそんなに気にならなかった理由は、それが「どこにでもある風景」だったからだろう。

ミツバチであった。

リビング目の前の木の周りを、ミツバチが飛んでいたのである。

ミツバチだ、そんなものはどこにでも飛んでいる。

小さくてフワフワして、何だかちょっぴり可愛かったりもする。故にキャラクターとして描かれることも多い。うちにもミツバチの猫用の服が一枚ある。

それが「定住=長いお付き合い」になるかもしれないと気づいた途端に、私の中で、猛獣ほどの危険な生物に豹変したのだ。

蜂=刺す。

これさえなければあんたは、可愛い友人でいられただろうに。

アシナガバチの一件が済んだばかりであった。もはや私には殺意しか浮かんでこなかった。

ここに住んでくれるな。私を悩ませてくれるな。

ハチジェットを取りにいこうと一歩踏み出したが、ちょっと待て、慌てるな。

敵を知るのだ。やつはアシナガバチではない。思いもよらぬ反撃を食らうかもしれないぞ。

こうして「脱・ネット中毒」を掲げたばかりだというのに、延々ミツバチ駆除についての検索となるのである。

これが。

このネット界のアシナガバチとのリアクションの違いは、一体どうしたことか。

まともな駆除の方法が全然挙がってこないのである。

どうかすると「育て方」の方が多そうなぐらいだ。

理由はここも、彼らは「温厚」であり、「益虫」であるからして、見守って欲しいというオチだ。

それにしても、アシナガバチだって同じ理由だったのに、困っている人も駆除方法もたくさん見つけることができた。

ということは、そもそもミツバチで困っている人が非常に少ないということでもある。

恐らくその違いは、ミツバチはそばに巣を作ることが少ないからだと思われる。

また作られてしまったら「ラッキー」という風潮もあった。ハチミツ取れるよ、ということらしいが、いらんわEE:AE4E5ハチミツごとどこかに消えてくれ。

また、数が減っているから殺すな、という話も多かった。じゃあハチに刺すなと言ってくれ。

絶対刺さないと誓うなら、絶対に殺さないと私も誓う。

滅多な事がなければ刺さないとも言うが、滅多って何よ。

洗濯物に入り込んでて刺されたとか、いたのに気づかなくて刺されたとか、滅多なことが滅多に起こっているのである。どこに私を刺さないという保障がある?

何度見に行っても、そこには数匹のハチが飛んでいた。

ミツバチ。

フワフワのしましまの小さいやつ。

これを目の前にして私は核爆弾(ジェット)を用意している。

ソ ファ ミ♪ レミファレドEE:AE595のハチ相手に、毒ガスの暴風を構えているのである。

伝わっているだろうか。

本当は私は、もうこれ以上の殺生はしたくないのである。

今、ギリギリ殺意と慈悲でバランスが取れている状態だ。

猶予をやる。

逃げてくれ。