涼しくなってきたから、やっとエアコン壊れた部屋で映画観れるよEE:AE482
監督:スパイク・リー
キャスト:オマー・ベンソン・ミラー、ラズ・アロンソ
1963年ニューヨークの郵便局で起こった、殺人事件。
犯人ヘクターは過去に犯罪歴もなく、至って模範的に生きてきた。それが、退職を目前にしての突然の犯行である。
彼は口をつぐんだまま、何も語ろうとはしない。
彼を衝動的に動かしたのは、窓口に現れた男。
その男との接点は・・・。
時は1944年にまで遡る。
ヘクターは米軍初の黒人部隊に所属し、イタリアで戦っていた。
上官は白人で、人種差別も露骨だ。危険な任務を受けながらも、十分な支援を得ることができない。
そんな中、孤立したヘクター、スタンプス、ビショップ、トレインの4人は、たどりついた田舎町で本部との接触を試みる。
そこには、間抜けなトレインが勝手に保護してしまった少年もいた。
衰弱していた少年と共に、町にとどまる4人。
ここは安全だと村人たちは言うが、ドイツ軍の包囲網は徐々に狭くなっていた・・・。
う~~~~~~ん、わかりにくいEE:AE5B1
ドイツ軍、アメリカ軍、パルチザン、ファシスト、イタリア人の関係が良くわからなかったので、敵味方すら混乱する状態だ。
しかし理解さえできれば、奥が深く、惹き込まれるだろう。
セントアンナの悲劇の元凶は?裏切り者は誰か?(この辺も分かりにくかったなぁ~~~)という謎がストーリーの要になるのだろうが、この作品は、人種差別についても私達に訴えてくる。
命を張って国のために戦っているというのに、外国人であるイタリア人の方が黒人を白人と変わらず受け入れてくれる現実。結果、4人と村人たちの絆は強くなっていく。
戦いの前に祈る、3つの国の人々。
同じ神の言葉を異なる場所で異なる言語で、しかし同じ気持ちで祈るのである。
神の前で、人類は平等だ。
しかし神の前でしか人類は平等になれないのか。
それにしても、一番肝心な「ヘクターは誰を殺したのか」。
殺された相手は最初にちょっと出てくるだけで、顔なんて覚えてないってEE:AE5B1
全部観終わってからもう1回見たよEE:AE5B1
これ、覚えられてた人、いるのかなぁ。
それに、「奇跡」がフィクションというのもどうか。何でもありじゃないか。
実際、2階から放り投げた新聞が、下の店でコーヒを飲んでいた核心の人物のテーブルに落ちるとかどうよ(笑)
こういうのは実話だからこそ、「奇跡」というのではないか。
その点さえ気にしなければ、いい作品だったと思う。
私はこういうの、好きかも。
ぽ子のオススメ度 ★★★★☆
ダンナのオススメ度 ★★★☆☆