人間のクズ!

敵は自分の中にいる。ちょっとだけ抗ってみたくなった、ぽ子56歳。

高露出≠セクシー

アンチョビの塩気がたまらず、つい冷蔵庫のそばに行くと食べてしまう。

夏だ。

体が失った塩分を欲しているのだろうか。

できるだけエアコンは我慢しているが、やりすぎるとかえって何もできなくなるので、この頃は程ほどにしている。

何より猫が可哀想だ(笑)

ものも言わんと、グッタリと4匹とも伸びている。

暑さには、猫より私のほうが耐性があるらしい。

しかしこう暑いと、着るものがいい加減になってくるのだ。

どうせすぐに汗でベッタリになるし、誰も見ていないのだ、どうでもいい服をジャンジャン着てジャンジャン脱いでを繰り返している。

まずは寝た時のままのパジャマ兼Tシャツ。

主に娘ぶー子がダンスサークルで着ていた物で、そのまま45歳が外に出られるようなシロモノではない。だからパジャマなのだが。

これが午前中のうちにもう汗だくになるので、そうなると今度はキャミソールだ。それもあられもないやつ。

あられもないから、外に着て行かれないのである、家で着るしかない。

しかしこのペナペナのキャミソール、安いだけあって露出度が高い(笑)これが意外と涼しいのである。一度これを着てしまうと、Tシャツの袖など暑苦しくて仕方がない。お試しあれ。

この後は買い物に出なくてはならないので、比較的マシなものに着替える。あくまでも「比較的」だ。レベルとしては、「これを着ている時に知人に会いたくない」というぐらい。

だから私は必ずつばのついた帽子をかぶって行く。

目深にかぶり、うつむき加減で歩いていれば、知っている人に会っても誰も分からないだろう。おかげでとうとう眉毛すら書かずに出るようになった。

そのまま夜まで過ごし、風呂に入ったら、小学生がプール上がりに着るバスタオルのような服のようなものになる。風呂上りということもあり、これが一番快適だ。

そして寝る前に、ぶー子のダンスTシャツと短パンに着替える、というサイクルである。

今日は、午前のキャミソールを探していたら出てきた、えげつないチューブトップの服を着た。

こんなもの、もう金輪際外に来て出ることはないだろう、犯罪だ。つまり、着るなら家しかないのである。

夏場にちょうど良い露出度だ。

ちなみに貧乳の話が一部で熱いが、「貧乳にチューブトップ」も悲劇なのだった。そんな服は真夏に家でひとりで着るに限る。

本来なら、買い物に出る時に着替える流れである。

しかし今日は、午前中の早い時間にコタツ布団を足で洗ったりしたために、ひどく汗をかいたのだ。なのでシャワーを浴びた。

なので着替えたくなるほど汚れてもおらず、かといって一度脱いだらもう着たくなくなるような微妙な位置であった。

ええい、とことん着てしまえ。

帽子だ。

そしていつもの半ズボン(短パンとは言い難い)、黒い上履きのような靴、スッピン。肩からは下着の肩ヒモがそのまま出ている(太くてロゴが入っているのでイケると判断)。チューブトップの絵柄は豊満なボディの女性が、足をあらわにポーズをとっていて、一面に黒と金のロゴが入っている。

絶対に知り合いには会えない。のらくろのTシャツの次に恥ずかしい。

家を出ようとドアを開けた途端、お隣さんとバッタリEE:AEB64

「あらー、若いですね~~、オシャレEE:AE5BE」嘘だ、絶対に蔑んでいるはずだ。

若作り、オシャレと、一番勘違いされたくない線を真っ先に言われ、私は泡を食った。

「いえいえ、着るものなくて、もう暑いんで家の中じゃ裸同然なんですッ!!」嘘じゃない、でも嘘臭いEE:AE5B1

こんなんなら、のらくろの方がまだ良かった。

露出の多さというのは、同性に不快感を与えかねない。そして派手さも。

教訓。

家を出る時は、やはりちゃんと着替えよう。

しかし肩が出てると涼しかった。

家ではゴムが伸びるまで着る予定。