ふと、ちびエルは何歳になったんだたっけ??と思い、数えてみたら、もう6歳になっていた。
ええっ!?もうそんなになっていたのか。
体は小さいし、だからかテケテケちょこまかと良く動く。
それだけではない。
まだトイレがちゃんと出来ないんですけどEE:AEB64
もうできない事が当たり前になっていて、諦めていたのだ。
オシッコは比較的トイレでしてくれる確率が高いが、EE:AE4F5はほとんどダメだ。
しかしどっちの方が始末が楽かと言えば、固形になっている分EE:AE4F5の方がマシだと考えてしまう。
こんなところもしつけの諦めに繋がっているのかもしれない。
諦めはしたが、原因と傾向は何となく掴めてはいる。
エルは汚れたトイレではまずしない。
そりゃ私だって汚れたトイレでEE:AE4F5なんかしたくないが、4匹の猫が入れ替わり立ち替わり排泄するのである。体だって小さいから、人間よりサイクルは早い。
出したらすぐ片付け、常時きれいにというのは難しいのである。
まぁ正直に言うと面倒だからこまめにはやらないのだが、トイレは7個もあるのだ、多少サボッてもどれかが空いているはずなのである。(週末はその限りにあらずEE:AEAAB)
それが、なぜかエルが「私のEE:AE4F5専用トイレ」と決めているトイレは、他の子にも人気があり、気がつくと汚れていることが多い。
ここは私が気をつけてすぐに片付ければいいのだろうが、簡単なようでこれが難しいのだ。私はエルのウンチのことばかり考えている訳にはいかないのである。
それだけではなく、「汚れていてもできるようになって欲しい」という思惑もある。
「24時間いつでもクリーン」などということは不可能なのだ。
飲みにでかけりゃ朝まで帰らないこともあるし、たまには旅行にも行く。
ウンコの1つや2つでキャーキャーいうような小娘になって欲しくないのである。
ライオンはわが子を谷底に突き落とすと言う。
ぽ子はエルを汚れたトイレに突き落とすのだ。
母ライオンも私も辛いんだぞ。タフになれ。
しかしこんな事は解決にならないばかりか、床の方がきれいだからそっちにしようという気持ちにさせるだけであった。
床にマットを敷いたりもしたが、そうするとマットとマットの隙間にしてしまう。
ヤケを起こしたのか、食洗機の上にされたこともある。
もう何の案も浮かんでこない。
エルは大きな病気をしたのだ、3度も死にかかったのだ、生きてるだけでいいじゃないか、ウンコはおまけである。
そう思うことにする。
ところがふと、思い出したのだ。本当にふと。
上手くトイレができたら、ご褒美をあげていたことがあったなと。
でも続いていないところをみると、きっとあまり効果はなかったのだろう。
上手くいきそうだった時期もあった気がしたが、何でダメになっちゃったんだろうか?
当時のブログを見てみたが、「ずる賢くなった」とだけあって曖昧である。
まぁいいや、ご褒美あげたいからまたやってみるかEE:AE5BE上手くいったらそれは幸運だったということで。
鶏のササミの干したようなヤツを買ってきた。
本当は猫用のかにかまが良かったのだが、大袋しかなかったのである。あれを全部消費するほど上手にEE:AE4F5をするには、数年かかるだろう。
少量でいい。
日持ちのするもので、カリポリ音がしないもの。
なんだこのささみは。初めて買ったが果たしてご褒美になるのだろうか。
驚いたことに、一度で覚えてしまったのだ。
トイレが汚れていても大人しくそこで用を足し、「あれちょうだいEE:AE5BE」とばかりに駆け寄ってくるのだ。
ある時など、しゃがむパフォーマンスだけして、こっちに来たほどである。
しかしここまでは前回もこぎつけたラインだ。
彼女は私がいなければ、また床にしてしまう。
「ずる賢い」とはつまりこういう事である。
見返りがないと実行しない、「トイレにするからササミをよこせ」という、ギブアンドテイクなのである。
誇らしげにご褒美をもらいにくる姿が可愛くてやめられないが、もしかしてしつけられてるのは私の方なのだろうか。