「ああっ!?」
・・・などという声は、上げなかった。
ある意味また驚きの忘れ物だったのだが、余裕があると思っていたのだ。
なので実はこの驚きは、初めての驚きではない。
【チューリップ】
地中海沿岸から中央アジアにかけておよそ150種が分布する球根植物です。
育てやすく種類もたくさんあるので昔から人気の高い定番球根植物の一つです。
育てやすく種類もたくさんあるので
育てやすく。
それなのに。
植え付けは冬の寒さが本格的にくる前、10月~11月上旬が適しています。
とっくに終わってるじゃん、植え時EE:AEB64もう2月だよ、2月。
確かにこれら球根を買ったのは、かなり前である。あの時がすでに植え時だったのか。良く考えてみれば当たり前の話だが。
それなのに私は、球根が安いのをいいことに、もっと増やしてから植えようと欲をかいたのである。
出しっぱなしておく訳にもいかないから戸棚にしまっておいたのだが、オーマイゴッド、どうしたらいいのだ??
こういう時は、ネット検索だ。
「チューリップ いつまで」「チューリップ 2月」「チューリップ 忘れ」などさまざまな方向から攻めてみたが、2月まで忘れ果てたタワケ者はひとりしか見つけることができなかった。
というか、正確にはその人は、「2月にもらってしまった」のである。
1月に思い出した相談者は「今植えるか来年のシーズンまで待つか」と聞いていたが、「来年までもつ訳ないでしょう」と怒られていた。
私など、怒る人すらいないレベルの大タワケである。あぁ、秘かに来年に望みを繋いでいたのだが。
仕方ない、今できることは一刻も早く植えることだ。
本来は冬の寒気をしっかりしみ込ませなくてはならないらしいが、小さくても咲くこともあるらしいので、やるだけやってみよう。
しかしテンション激下がりだ。
今、我が家の庭は何も入っていない鉢だけがゾロリと並んでいるが、ここにぜ~~んぶチュューリップを植えようなどと可愛らしいことを考えていたのだった。
数も花も中途半端か。
こうなったら土も中途半端だEE:AE4E5今回も、引越し以来の継ぎ足し・秘伝の使い回しでいく。
しかし今度は、植えたら植えたで姿が見えないので、水遣りを忘れそうな予感である。
咲くか、咲かぬか。
もうほんと、いい加減やめたほうがいいかしらねEE:AEB64