人間のクズ!

敵は自分の中にいる。ちょっとだけ抗ってみたくなった、ぽ子55歳。

500円の報酬、『解決』という報酬

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昨日は大変に落ち込んでいた。

ちゃんと原因もはっきりしており、素性の分かる由緒ある落ち込みである。こういう落ち込みはガンコだ。

ここまで落ち込むと何も手につかなくなるが、何かに手でもつけていないとますます落ち込むばかりである、私は辛抱してゲームのコントローラーを握っていた。

良く「落ち込みの解消法」などというのを聞くが、原因が取り除かれなくては解消はしないのだから、正しくは「ごまかし法」であろう。

しかししょせん、ごまかしはごまかしである。何をやっても気分は晴れない。

思考を半分、死神に持っていかれたような状態でゲーム画面を見ていた。

その時私はゲーム上で、迷路のような複雑なつくりのビルの中を歩いていたのだが、こんな感じなのでさっぱり集中できない。

集中できないので、迷って出られない。

ダンナとの待ち合わせの時間が迫っていたが、私の操作するイケメンを含む若い8人のグループは、ビルの中で右往左往していた。

彼らをそのままにして、「電源を切る」を選ぶ。

セーブできなかったから、ビルの分は全て消えた。

どうでもいい、もうやったのかどうかの実感もなかった。

上着を羽織り、夜の街に向かう。

やっと飲めるのだ。

5日ぶりだとばかり思っていたが、良く考えてみたら日曜日も飲んでいないので6日ぶりであった。

こんな事はもう何年ぶりかと。

しかし心躍らない。

もう寝逃げしたいくらいであった。

目が開いていることですら、辛い。

落ち込みのごまかし法、最強はなのか!?

ビールを飲み終わる頃には、すっかりいつもの宴モードになっていた。

実はこの件をグチろうかと思っていたのだが、のっけからグチでは暗いと思い、後回しにしたのである。

結局グチなど出る間もなかった。

大声でキャンプの話とペットの宿の話と壁のクロスの話とネットジュークの話とバンドの話をして、サワーを飲み、ワインを空け、焼酎を飲んだ。

隣の席では若いカップルが言い合いをしていたが、ケンカにならないようにセーブしているのか、時々乾杯をするのが不思議であった。

家に帰ったら、落ち込みの原因は勝手に解決していた。

落ち込んで、飲んで、酔っ払って、ごまかって、そこに勝手に解決したという結果が待っていたのだ、こりゃテンション上がる訳で。

帰りに買ったハンバーガーを食べ、娘ぶー子が作ったアボカドサーモン丼をペロリと食べ、迷っていたビルに戻った。

あまりにも気分がいいのでぶー子にビルの地図を描いてもらい、報酬として500円与えた。

はぁ~~、グチなんで言わないで良かったEE:AE5B1

不幸を人に伝染させるような真似は、するべきではない。

今後は落ち込んだら遠慮なくガンガン飲もうと思う。