人間のクズ!

敵は自分の中にいる。ちょっとだけ抗ってみたくなった、ぽ子55歳。

デイジー・ミラー / ヘンリー・ジェイムズ

寝込んでいる間に、本を読むことにしたのだ。

気合が入らなかったので、薄っぺらいのを読むことにしたのだが、開いてみたら字が小さかったEE:AEB64

古い古い、本である。

若い頃、親に読まされたのだが、ハッキリ言って当時はつまらない本だと思った。

それを今読んだらどう思うだろうかと、ふと考えたのである。

スイスの小さな観光地・ヴェヴェーに、伯母を訪ねていたアメリカ人のウィンターボーン。

生まれはアメリカだが、もう長いことスイスで暮らしていた彼はこの伯母のお気に入りで、こうして良く遊びに行くのである。

伯母の滞在しているその一流ホテルで、ある晩、ウィンターボーンはアメリカ人の姉弟と知り合う事になる。

美しい姉のデイジー・ミラーにすぐに惹かれていくが、ローマで再会を果たした時に彼女の評判を聞いて愕然とする。

自由奔放に生きる彼女は上流社会では受け入れられず、次第に孤立していくが、それは彼女が「ふしだら」だからなのか、単に「無邪気」だからなのか。

デイジーをかばっていたウィンターボーンも、だんだんと分からなくなってくる・・・。

感想。

やっぱりつまらなかったですEE:AEB64

もう、話が古すぎる(笑)

社交界だとかふしだらだとか、ちゃんちゃらおかしくてEE:AEAD5

母の時代では衝撃的だったかもしれないが、いまや積み木くずしだって誰も驚きはしないのだ。

私自身のほうがよっぽどふしだらである。

名作らしいが、私には古すぎた。

内容も言葉も。

ぽ子のオススメ度 ★☆☆☆☆

「デイジー・ミラー」 ヘンリー・ジェイムズ

新潮文庫 ¥240(税別) えっ!?安くね!?値上がりしてると思われEE:AE5B1