寝込んでいる間に、本を読むことにしたのだ。
気合が入らなかったので、薄っぺらいのを読むことにしたのだが、開いてみたら字が小さかったEE:AEB64
古い古い、本である。
若い頃、親に読まされたのだが、ハッキリ言って当時はつまらない本だと思った。
それを今読んだらどう思うだろうかと、ふと考えたのである。
スイスの小さな観光地・ヴェヴェーに、伯母を訪ねていたアメリカ人のウィンターボーン。
生まれはアメリカだが、もう長いことスイスで暮らしていた彼はこの伯母のお気に入りで、こうして良く遊びに行くのである。
伯母の滞在しているその一流ホテルで、ある晩、ウィンターボーンはアメリカ人の姉弟と知り合う事になる。
美しい姉のデイジー・ミラーにすぐに惹かれていくが、ローマで再会を果たした時に彼女の評判を聞いて愕然とする。
自由奔放に生きる彼女は上流社会では受け入れられず、次第に孤立していくが、それは彼女が「ふしだら」だからなのか、単に「無邪気」だからなのか。
デイジーをかばっていたウィンターボーンも、だんだんと分からなくなってくる・・・。
感想。
やっぱりつまらなかったですEE:AEB64
もう、話が古すぎる(笑)
社交界だとかふしだらだとか、ちゃんちゃらおかしくてEE:AEAD5
母の時代では衝撃的だったかもしれないが、いまや積み木くずしだって誰も驚きはしないのだ。
私自身のほうがよっぽどふしだらである。
名作らしいが、私には古すぎた。
内容も言葉も。
ぽ子のオススメ度 ★☆☆☆☆
「デイジー・ミラー」 ヘンリー・ジェイムズ
新潮文庫 ¥240(税別) えっ!?安くね!?値上がりしてると思われEE:AE5B1