人間のクズ!

敵は自分の中にいる。ちょっとだけ抗ってみたくなった、ぽ子55歳。

漕ぎ出そう、大海原へ

なぜこんなに優先順位が低いのだろう、五徳の掃除EE:AEB67

今回もギトギトである。

大変大掛かりなことになりそうな予感はしたが、だからなかなか手をつけられなかったのである。

かといって、いくらも汚れていないうちに洗うには、これまた大掛かり過ぎる。

「頃合」というものがありそうだが、その季節は青春ほど短くあっという間に過ぎてしまうのだ。

今回もギトギトである。

ガスコンロの掃除パーツは、大きく分けて3つになる。

底部となっている大きなトレー、丸いカバー??、そして鍋やかんを支える五徳。

一応汚れガードを敷いてあるので、上にいくほどやっかいな状態になっている。

と言って汚れガードの下はどうかというと、それでも汚い。

何度も吹きこぼれているうちに、隙間から入っていってしまうのだろう。

あぁ頭が痛い。何とか簡単に、しかしきれいにならないだろうか。

ネットで調べてみるが、ここにも重曹だ。

以前タジン鍋を焦がした時に初めて使ってみたが、おもしろいようにペロペロとコゲが剥がれていったことを思い出す。

これは心強い味方だが、残念ながら我が家の五徳はコンロ全体を覆う大きなタイプで、鍋で煮出せるサイズではないのだ。

ならばどうする?

激泡キッチンクリーナー。

     

これとスチールウールのコンビが最強という話を見つけた。

最強。

なんと心強い響き。

そしてこのクリーナーには、「洗浄力にご満足いただけなければ返金します」とまで書いてあるのだ。

なんて頼りになるお言葉。

女が結婚を決意するのは、こんな場面だろう。

早速大きな五徳をはずし、流しに持っていく。

あとで気づいたが、順番が逆であるEE:AE5B1

五徳がきれいになっても、下のトレーが汚れていたら戻せないじゃないか。

しかし私は早く激泡の効果が見たかったのである、気が急いていた。

ブシューと五徳に向けてスプレーすると、なるほど、真っ白い泡が飛び出してきた。

しかし吹き付けられた泡は、すぐに溶けて透明な液体になってしまった。汚れが落ちたようには見えない。

こ、これはもしや、汚れすぎて泡が追いつかないのでは。

続けてスプレーするが、どんどん溶けていくのでどんどんスプレーした。

・・・これではキリがない。

スプレーには「こすらずにギトギトベタベタがピッカピカ」と書いてあったが、そんなことはハナから期待していなかった。

激泡との信頼関係の問題ではなく、てめえの汚し過ぎである。

こんなことはしょっちゅうなのだ。

何でもひと手間加えないと、きれいにならないのである。

そこで最強の相棒、スチールウールである。こんなものを使うのは、20数年前の実家以来だ。

だいたい私は、母が使うものを信じていない。

第二次世界大戦を経験し、NHKしか見ない母に、新製品の情報はない。

そんな見るからに非力なスチールウールが、今ここにインターネットを通して私の許に遣わされたのである。

これが、なかなか落ちるのだ。

もとがあまりにも汚いので時間内に終わらせる自信がなくなり、途中で放棄してほかのパーツも同じように磨いていったが、五徳以外はほぼきれいになった。

諦めていたコゲも落ちた。

満足の結果なので、返金の手間はなくなった。

さて、五徳がまだ心残りだが、私の本日のスケジュールは30分刻みで決まっているのである。

ここが延びると最終的にゲームの時間に響く。

なので続きは明日だ。

それにしても、どうしたらもっと五徳の掃除が楽になるのだろうか。

汚れガードなんかあるから逆にこまめに洗えない気もするが、一度ガードを外して使うようにした事はあるにはある。

しかし案の定こまめに洗うことなどせず、通常よりキツい掃除を強いられる結果となった。

こまめに少しか、たまにたくさんか。

たまに少しがいいのだが。

いずれにしろ今回も、放置し過ぎた。

「ガードつきでこまめに」を定着させ、やがて「ガードなしでこまめに」の大海原に出よう。

ところでスチールウールを馬鹿にしていたが、これまで私が使っていたのはクレンザーと歯ブラシである。