人間のクズ!

敵は自分の中にいる。ちょっとだけ抗ってみたくなった、ぽ子55歳。

仔犬さんの漏斗胸について

そもそもこのカテゴリーを作ったのは、エルの成長日記にするためであった。

生まれたばかりで捨てられたエルは、背骨と胸骨に障害を持ち、肺炎を起こして1ヵ月半も入院して生死の境をさまよう事になった。

今は元気に過ごしているが、当時は確立された治療法もなく、死を待つだけで途方にくれていた。

その時、私を助けたのはインターネットでの出会いであった。

やはり胸骨に異常のある仔を、手術で治したという方の話。

メールをしたところ、何から何までお世話になり、お陰様でエルも助けることができたのである。

今でも動物の漏斗胸を治せる病院は少ないようで、私のところにも問い合わせが来ることがある。

かつて自分たちが助けられたように、私もできる限りのことをしてあげたいと願っているが、全てが上手くいく訳ではない厳しい現実もある。

先日問い合わせて来られたのは仔犬さんのケースだったが、生後4ヶ月で診てもらったところ、もう骨が固くなっており、手術はできなかったとの事である。

もちろん私も知らなかったが、「仔犬の方が仔猫よりも骨が固くなるのが早い」というのだ。

生後3ヶ月ぐらいまでなら間に合っただろうとの事だが、オーナーさんは現実を受け止め、家族で揃って平和に過ごす道を選ばれた。

そんな中ただひとつ、できるだけ多くの人にこの事実を知って欲しいとご希望だったので、ここでそれを皆様に伝えたいと思う。

先に書いたように、幼犬の漏斗胸は3ヶ月までが勝負です。

病院に連れて行くきっかけでもないと発見が遅れる事もあるだろう。

何もないようでも、小さなうちに一度は、病院で診てもらうといいと思う。

参考までに、エルのつぶれた胸。

酸素室に入っていたので見辛いですが。

こんな風にぺっちゃんこのまっ平ら。

圧迫されて、心臓の位置も変わっていたとのことだ。

お問い合わせいただいたS様の奥様Karaさんのブログです。

ワンコさんと楽しく暮らしている日常が綴られています。

重度の漏斗胸と診断されながらも、元気にワンコ家族とS夫妻と過ごしています。

手術についての話はコチラ

成長と共に自然に良くなっていくケースも多いのだ。

チャコちゃんの回復を祈る。