人間のクズ!

敵は自分の中にいる。ちょっとだけ抗ってみたくなった、ぽ子55歳。

プレゼントは『今日』

久しぶりに1日、寝倒してしまった・・・。

「寝過ぎた」なんていうハンパなものではない、完全に「寝倒した」。

ダンナよ、誕生日プレゼントなどというものに頭を悩ませなくていい。

それは今日という1日として、しっかりもらった事にする。

誰にも忘れられたと思っていた誕生日だったが、夜になり、娘ぶー子の彼氏が遊びに来ると、ぶー子は突然部屋の電気を全部消したのだ。

その奥からろうそくに火をともしたケーキを持った二人が現れた。

ぶー子らしいサプライズである。

しかし彼女は今、史上最悪の極貧生活に喘いでいたはずである。

ケーキを買ったのは彼氏であろう。

「今日お母さんの誕生日なんだけど。」そう言われてグーの音も出なかったのではなかろうか。

そしてケーキだ。

この私の誕生日に特大のケーキ。

ぶー子は「何としてでも痩せたい。今すぐに。」と言うのでつい先ほど「どのように痩せるか」と知恵を出し合ったばかりだが、この選択に明らかにぶー子の入れ知恵が垣間見れる。

実際あれほど痩せたいと言っていたぶー子は、そのケーキをその場で四分の一、ペロリと食べて行ったのだった。

彼氏はその四分の一の茶色いドームを見て「800kcal・・・。」と呟いたが、その消費法を私も考えなくてはなるまい。

しかし誕生日にケーキを貰う、というのは、条件反射的に嬉しいものである。

ぶー子に食われて四分の三になったケーキを大切に冷蔵庫にしまい、ひとりになった私は晩ご飯をただ作った。

普通の晩ご飯である。

わけぎのぬた、チンゲン菜の炒め物。

残業を終えてダンナが帰ってきたのは、10時半である。

風呂に入ってから乾杯したが、久しぶりの家飲みに少々テンションが上がり、時間がないこともあってハイペースになってしまった。

寝た時の記憶がないが、朝は平等にやってくる。

着替えに来たダンナに起こされた時には「朝ご飯はいらない。」と言われる時間であった。

弁当は半額の惣菜を買ってあったから詰めるだけ、辛うじて詰めたが、ダンナを見送ると早々にベッドに戻ってしまった。

猫を抱いて寝る。

「なんで窓を開けて寝るんだ」と朝ダンナに聞かれたが、部屋が冷えれば猫が布団に入ってくるからですよ。

良く寝た。

二日酔いはだいぶ和らいでいた。

しかし時計を見てぶったまげた。1時半。13時30分である。

昼休みにダンナからメールが来ていたが、それもスルーして寝ていたのである。

寝過ぎた、ヤバい、マルちゃんのカレーうどんを食べて活動しよう。

しかし飲み過ぎた翌日と言うのは、食べると眠くなるものである。

恐らく多量の飲酒によって多量のナントカが奪われ、病気にも似た症状になっているのだ。

体が「休め」というサインを出している。

もう半日無駄にしてヤケクソになっていた。

猫を連れて寝室に戻る。

ずっと寝通しだった訳ではない。

何度か目は覚めたが、そのたび見ると、エルが私の腕枕でグッスリ寝ているのだ。

猫も人間のように布団から顔を出したほうが寝やすいようで、私の肩にチョコンと頭を乗せ、スースーと寝息を立てている。

それは時々イビキになろうとして「グーグー」に変化する。

起こせませんてEE:AEB64

寒くなると毎年見られる光景だが、懲りないのはもちろん自分も寝たいからである。

ところで猫というのは本当に良く寝る動物で、1日のほとんどを寝て過ごしている。

やっと私が起きたのは6時半だ。18時30分。

という事で、「寝た」以外に話題がない。

一週間の半分が終わろうとしているが、明日から頑張りたいと思うよ、ウン。

そのためには今夜は早く寝なくてはならないが、果たして寝れるのか。

結果は明日。自分で予想はできているが(笑)