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いやぁ~、ホントはたまっているグルメ記事の方をUPしたいのだが、携帯が変わって画像が上手くパソコンに取り込めないのだ。
なので地味に読んでいた本の方を。
またこの手だが。
「さけんなよ」ときて「非行に走った少年の寂しさをあなたは理解できますか」である(笑)
警察の捜査官が少年課の職員に協力してもらい、事件を起こした子供達の不満や言い分を聞き出してもらったものである。
「中高生(男子)編」「女子編」「暴走族編」と3つに分けて、実際のケースを書いている。
どれにも共通しているのは、「本人は悪い人間ではない」という事、環境が彼らを変えてしまったという事である。
諦めて投げやりに生きる彼らにもはやストッパーはなく、警察に連れてこられても皆一様に突っ張って荒れ狂う。
しかしじっくり話を聞いてやるうちに少しずつ彼らは心を開き、最後には涙を流すようになるのである。
家に居場所がない、親の無関心まはた過干渉、いずれにしても、子供の気持ちは尊重されていない。
その結果がこれである。
完璧な子育てなどないが、少なくとも子供を思う気持ちがきちんと伝わっていれば、衝突はあっても信頼関係は築けるものではないだろうか。
堕ちていく子供たちの事を思うと、やりきれない気持ちになる。
ぽ子のオススメ度 ★★★☆☆
「ざけんなよ」
集英社 ¥1200+税