人間のクズ!

敵は自分の中にいる。ちょっとだけ抗ってみたくなった、ぽ子55歳。

帯揚は2枚でした

気持ちも新たに年が明けたはずなのだが、結局何も変わっていない1月12日である。

金曜日に家で飲み、土曜日にキジトラ・カイ夫妻と飲み、日曜は二日酔いで潰れて終わり、月曜日は成人式でサリー家と飲んだ。

そうなれば当然火曜日は二日酔いで使い物にならず、水曜日の今日は飲んでいる。

明日は週末に備えて飲まないか、ヤケクソで飲むか、どちらかだろう。

どっちにしろ、「飲む」か「飲まない」しか選択肢はないが(笑)

3連休+二日酔いの一日で、またしても家の中が荒れていた。

顕著に出るのは洗濯物で、洗濯機に入りきらない分が床に積んである。

この状態ですらもう「基本形」になりつつあるが、そのせいで今日は2回洗濯機を回す羽目であった。

そのうえ今日は、イレギュラーな仕事が入っていた。

などと言うとすごい響きだが、成人式にレンタルした着物を送り返す、という仕事である。

しかし、結構やっかいな仕事であった。

そもそも返却日は昨日だったのだが、面倒だったので、ラーメンとセットにして店まで直接返しに行ったのである、ダンナの運転で。

しかし、受付の人はひどく驚いて一度奥に引っ込み、別の人を呼んで戻ってきたのだった。

「申し訳ありません、送り先はここじゃないんです。」

その女性は何度も私達に頭を下げたが、悪いのは私である。

ここについている送り状を使って宅急便で送れ、と言われていたのだった。すっかり忘れていたが。

その送り状は、着物の入っていた大きな箱のふたの内側についていたので目に付かず、思い出すことはなかった。

そしてそこには、返すべきもののリストもついていた。

中にはうちが買ったものも含まれているので間違いのないようにと、写真つきで入っていた。

しかし私は面倒だったので、娘ぶー子が脱いだ先からたたんで箱に入れていったのだった、使用済みのガーゼまで。

ぶっちゃけ、着物の衿の部分だけとかヒモとか、うちにあっても困るのだ。

「いえいえ!!中には結構高価なものもありますので、ちゃんと取っておいて下さい!!」

受付の女性は焦ったように言ったが、困ったものがまた増えてしまった。

欲しい人には着払いであげますので、コチラまで。

そんな訳で、リストを見ながら、借りたものだけを宅急便で返さなくてはならなかったのだ。

ダイが箱を見ると爪を研ぐので、この作業は寒い廊下でやった。

襟に縫い付けてあった重衿を外したり、写真を見ながら「帯揚」とはなんぞやと調べたり、結構面倒な作業であった。

やっと終わって宅急便に集荷を頼むと、午前中には来れないと言う。

仕方がないのでこっちが持ち込むことになったが、私は一番近いコンビニに行ったのだ。

そして、そのコンビニの2軒ほど手前の宅急便の営業所を通り過ぎてから、「しまった!ここに営業所があったじゃん!」と思い出したのだ。

車は急に止まれない。

コンビニに入って荷物を出し、無駄に中本のカップ麺を買って帰る。

これで今日の家での仕事は終わった。

ヒモだとか足袋だとか衿の部分だけとかは、階段に出しっぱなしである。

明日も二日酔いの予定だが。