人間のクズ!

敵は自分の中にいる。ちょっとだけ抗ってみたくなった、ぽ子55歳。

スターダム

抜けた・・・。

二日かけて、やっと酒が抜けた感じがする。

忘れていたこの爽快感。

今日はもう、やるっきゃない。

思った先から眠くなったが、いつかは我慢して起きなきゃならないということに気付き、同じ事ならもう寝るのは止めようと思ったのである。

素晴らしい発見だ。・・・初めてではないが。

あーもう、どうしてこう大切な事をすぐに忘れてしまうのだろうか。

こうなったら、滞っていた片付けに着手しよう。

前にも書いたが、考えるところから始めなくてはならない。

散らかっている原因は、不必要なものが出しっぱなしだからである。

それらの行き先を決めるのだ。

で、「メモ帳」の段階であっけなく挫折である。

パソコンの横の小さな棚には、手帳が実に7冊置いてある。

どれも使いかけであり、残ったページがもったいないのでメモ帳として使おうと思っているのだが、メモならその他にモニターの前のポケットに数冊、メモ用の紙も数十枚あるのだ。

一番使うだろうと思う場所がここなのだが、それにしてもそうそう減るものではない。

とにかく部屋を片付けるにあたって、動きのないものをしまい込むか手放すかしようと思ったのだのだが、これはどうしたことか。

念のため、捨てると言う選択肢はない。

私は手帳の予定表からカレンダーまでメモにするつもりである。

じっとしていても始まらないので、私は手帳の使ってあるページを切り取って捨てた。

この作業に意味があるのか良く考えてみると分からないが、止まってはいけない、寝てしまう。

掃除はこれで終わり。

次には、夏のバカンスに泊まる宿を探す。

これは長い。

楽しいからだ。

「じゃらん」でチェックしておいた宿のクチコミと空室を、ネットで調べる。

そのまま今度は、借りたい映画のDVDを予約した。

それにより予約は、現時点で22本になった。

その上メモの整理をしたら、さらに6本の候補のメモが出てきた。

こんな感じだが、決して遊んでいた訳ではない。

酒が抜けたのだ。

洗濯機を2度回し、庭の枯れた花を処分し、献立の計画を立て、下ごしらえをし、シャワーを浴びた。

しかしこれでは部屋の様子は全く変わらないのである。

私の充実した午前を、誰も信じてはくれないだろう。

結果が出せなければ認めてもらえない世界なのである、掃除は。

いつか見てろ。

私は掃除界のスターダムにのし上がってみせる。

・・・ああもう、何年こんな事を言い続けてるんだろう・・・EE:AEB64