掃除をした。
いつも触らないところを触った。
久しぶりに触った。
もの凄く久しぶりに触った。
ホコリが舞った。
それは小さな収納ボックスで、印刷物をクリアファイルに入れて立てかけてあったのだが、長い間いじってなかったのでかなり古いものがたくさん出てきた。
そのうちのひとつだ。
娘ぶー子の中学の卒業式。
ぶー子は卒業委員だったので最後に呼びかけをしたのだが、その台本が出てきたのである。
峠にたつとき、すぎ来しみちはなつかしく
ひらけくるみちはたのしい
「峠」・・・、真壁仁。
その下に、ぶー子のメモ。
ビックな声で後ろに聞かせやがれ。
しかも正しくは、ビック×→ビッグ○である。