人間のクズ!

敵は自分の中にいる。ちょっとだけ抗ってみたくなった、ぽ子55歳。

モンスターハンターフロンティア >>>野良PT

知らない人同士で組むその場限りのパーティーを、「野良」と言うらしい。

モンハンは、ひとりで進むにはキツいゲームである。

誰かの手を借りたくなる場面は多々あるが、これまで私は極力野良は組まないで来た。

理由は簡単だ。

下手で迷惑をかけるからである。

私が主に使っている武器は、双剣かハンマーか太刀だが、どうやら回りの人間を飛ばしたり妨害してりしているらしいのだ。

自覚があるならまだ改善もできるのだが、恥ずかしながらいつも必死で良く分からない。

ラスタが宙を舞っているのは何度か見たが、あんな風に仲間を飛ばしているのだろうか。

しかしだ。

いつでも都合良く猟団のメンバーがいる訳ではない。

下手なので言い出しにくい事もある。

そろそろ野良にも慣れておくべきなのか、そんな事を漠然と考えてはいた。

これまで野良で出たクエは、まだHRが一桁だったんじゃないかと思うほど昔の話だ。

身の程知らずとはこの事で、慣れていないクエに酔った勢いで数回参加したのだが、みんな敵の出る場所、移動ルートなど知り尽くしていて、私は本当にオマケであった。

すっかり自信をなくして、それ以来、野良は敬遠していた。

しかし入魂祭が始まり、効率良く高ポイントのクエを回したくなったのだ。

チャットの受信をワールドにしていると、「これなら私でも・・・」というクエで募集している声が出た。

下位ザザミ。

入魂ポイントはない。

しかし、自信をもって参加できるのはこのレベルである。サンタイザベル・ぽ子、HR53。

「下手ですが、よろしくお願いします」

あまりの緊張に、なかなかキーボードが上手く打てない。

ザザミごときにこのプレッシャー。

弁当にこの喜び。

結局4人集まらないので、3人で出た。

ハンマー、カブッたEE:AEB64

ヤツが出るのは確かエリア2か3だ。

躊躇なく進む。あぁ、成長・・・。

率先してマーキングしてエヘンと思ったが、良く考えてみたらあとのふたりにはそんな物は必要なかったのかもしれない。

でも私が自信ないんでね・・・。

移動ルートまでは分からないのだ。

しかし、あっと言う間に倒した。

ビックリする程早かった。

「お陰で早く倒せました、ありがとうございます」

お世辞だろうが、嬉しい気持ちでマイハウスに戻ることができた。

次はクックだ(笑)

ぽ子の小さな挑戦は、始まったばかりである。