人間のクズ!

敵は自分の中にいる。ちょっとだけ抗ってみたくなった、ぽ子56歳。

諦めの結果

最短なら、風呂、ブログ更新、晩御飯の仕上げ・・・、これで私の仕事は終わり、ゲームに取り掛かることができるのだが。

6時。

会社から戻ると、すでに嫌な予感がしていた。

そういえば、何か色々やりかけだったような・・・。

リビングのドアを開けると、何ともいえない臭いがこもっていた。

臭い。

まぁたいがい家に戻るとまず臭いが、今日はひどい。

動物の糞尿的臭いである事はわかっていたので、クソ、そいつは後回しだ。

物事には順序ってもんが。

風呂のスイッチ、ピ。

栄えある帰宅後最初の家事として選ばれたのは、「ピ」であった。

しかしその時に嫌ぁ~な物を見てしまった。

洗濯機。

干す時間がなかったので、ふたは開けっ放し、カゴに洗濯したものが途中まで入った状態であった。

そいつも後回しだ。

順序を守らにゃあ。

買い物してきたものを冷蔵庫に入れる。

痛んだものは平気で食べるが、なぜか買ったものは早く冷蔵庫にしまいたい。

サンマだ。

今夜も手抜きだが、サンマ、なめんな。新物、刺身用だ。焼くが。

おろすのは昨日やったから、もう当分やらない。

そこでやっと、猫の糞尿処理だ。

現在猫のトイレは3匹でなんと11ヶ所だが、それもこれもエルのせいである。

いまだに彼女はきちんとトイレを覚えないので、トイレは増える一方である。

臭いのはペットシーツだ。

面倒で放っておいたら、1枚に4ヶ所もしているものがあった。

しかもこれは「当たり」であり、この近辺に「ハズレ」がさらに臭っているはずである。

シュッとして拭こうと思い、シュッを取りに行く途中、ああっ!?

大量のウンチ発見。

トイレではない。床の上だ。

多い。多すぎる。2回分か。

トイレは11個もあるのに、なんでここに2回!?

やっと洗濯物に着手すると、む?まだ臭い。

臭いがこれは、生ゴミの臭さである。こっちもあったか。

洗濯を中断して、生ゴミを捨てる。

有料のゴミ袋をスカスカで捨てるのはもったいないから、あちこちから合体させる。

汚くなんかない。もう慣れた。ゴキブリだって怖くありません。

やぁ~っと洗濯のクライマックスだ。この時間だ、室内干しである。

洗濯籠を持って隣の和室に入ると、ああ、そうだった、これも途中。

たたみかけの洗濯物である。

干してあるものをたたまないと次が干せないし、たたんだものをしまわないとダンナがここで寝れなくなってしまう。

あーもう、どんどん時間が過ぎていく。

最後は晩御飯の仕度だ。

手抜きとはいっても、ケチ根性と痩せたい一身で惣菜を買わなかったので、調理をしなくてはならない。

ちなみに今夜のメニューはサンマ、みょうがたっぷりの冷奴、焼きナス、ニラ玉に、昨日作った味噌汁である。

適当に買った食材が冷蔵庫に溢れ、頭の中の少ないレシピからひねり出したメニューである。

しかしキッチンに立つと、流しに皿がたまっていた。

そうだった、時間がなくて洗えなかったんだった・・・。

遠い・・・。

何もかもが、いちいち遠い。

今夜は一刻も早くゴリラの牙をヘシ折りに行きたいのだが、どんどん時間が過ぎていく。

「そんなに寝たら、夜寝れないんじゃないすか?」

上司グッティ氏が聞いた。

そうすよ、だから朝眠いんですって。

そしてまた朝眠る。夜になると眠れない。

昼夜逆転になりつつある生活にももう諦めムードで、「極限まで起きて」は実行しているくせに、午前中に極限まで寝ているようになってしまった。

しかし眠いのだ。

眠くて眠くてたまらない。

昨日は久しぶりに飲まずに早く布団に入ったのだが、これが、全く寝た気がしない結果になってしまった。

じゃあ午前中寝るのを我慢しろって話だが、だって本当に眠いんですって。頼むよ。

まぁそれでも1週間の中で2度寝の時間も変動するから、比較的早く起きれた時間に、やれるだけの家事をすることにしている。

もうピアノもキングダムハーツも、長い事やっていない。

それを免罪符にしているぽ子であった。