人間のクズ!

敵は自分の中にいる。ちょっとだけ抗ってみたくなった、ぽ子56歳。

今日さえ乗り越えれば

明日からぽ子のお盆休みである。

つまり、今日仕事に行けば、しばらく休日となるのだ。

と言うことは、今日さえ頑張れれば、あとはバカンスとなるのである。

今日さえ頑張れば。

今日だけ頑張れば。

今日だけ。

この緩みが誘った結果であった。

寝たのは5時。

地震の数分前である。

例によってゲームをやっていた。

1時過ぎにダンナが寝て、あと少し、これだけやってから、と言って2時半。

何と会社の仲間、さとちゃんがゲーム上に現れた。

深夜2時半、孤独のクエスト中に「ぽ子さ~~~ん!!」というチャットを受信したのだ。

何たるサプライズ。

そろそろ寝ようかと思っていたところだったが、一気に眠気がブッとんで5時だ。

会社のトイレ掃除手順書を仕上げなくてはならないと言っていたが、その後さとちゃんはどうしただろうか・・・。

そういえば同じ部署のグッティ氏も何かの手順書を作らなきゃと言っていたが、みんなネトゲが先である(笑)

さすがに眠かったので、歯を磨くのも忘れて布団に入ってしまった。

すっかり夜が明けていたので、アイマスクを装着して「まだ夜~、眠いですね~。」と言い聞かせる。

その直後である、あの地震は。

とは言ってもここは東京、震度3程度だったようだが、つい昨日だかおとといだかも地震があったばかりだ。

やたら長いし、これはもしかしてついに来るか、とビビるのである。

もともと地震は苦手のほうだがベッドの中で比較的安心でき、あの時まず私が思ったのは、

1:この地震で1階が潰れたらダンナが潰れる。

2:猫も潰れる。

3:ぶー子もビビッてるんだろうな。

4:長いな。

5:どこが安全か?

6:ここだ。

7:ダンナは安全か?

8:危険だろうな。

9:どうすっぺか。

10:猫ちゃん・・・。

そんなところか。

前回の地震では珍しく猫もビビッたようで、寝ていたところを起き出してきた。

今頃3匹も・・・、となぜか余裕こいて布団の中で揺られていた私である。

やがて治まったのですぐに眠りに落ちたが、目覚ましは1時間後である。

飲んでいたら起きれなかっただろう。

バーベキューでの飲みすぎと酷い二日酔いに感謝だ。

ダンナを送り出すと早速寝てやろうと思ったのだが、オーマイガッド、今日はモデムの回収にジェイコム君が来る日であった。

それも午前中。

前もって電話でお願いしてあったのだ、しらばっくれる訳にはいかない。

ベッドで爆睡は危険である。

1階のダンナの布団に横になったが、なんでこの布団、こんなに硬いの!!

しかも発情中のエルが男子を求めて絶叫している。

こんなの、拷問である。

私は再び2階のベッドに戻り、横になった。

横になったが、そうだった、ジェイコム君は来る前に電話すると言っていた。

電話の呼び出し音は、この2階まで届かないのだ。

く~~~EE:AEB63そしてまた1階に戻る。

戻るが硬いものは硬い、うるさいものはうるさい、眠いものは眠い。

私は考えた末、エルに洋服を着せ、ソファに横になった。

やっと寝れる。

しかしすぐに電話が鳴り、やがてジェイコム君がやってきた。

寝起きを見破られないような笑顔とテンションを作るのに苦労し、モデムをひきとってもらうとやっと眠ることができた。

しかしまだまだ寝足りない。

仕事に行き、戻り、きっとご飯を食べてDVDを観てまたゲームである。

寝不足が蓄積されていくが、明日は24時間耐久ネトゲ大会「廃人ナイト」である。

当分ゆっくり寝れそうもないのであった。