人間のクズ!

敵は自分の中にいる。ちょっとだけ抗ってみたくなった、ぽ子56歳。

奴隷

やってしまった・・・。

面白い程、酒の奴隷である。

飲み過ぎた。

昨日は久々に休肝日を2日とった後の酒で、ムチャクチャうまかった。

カッポンカッポンと飛ばし過ぎは何となく分かってはいたが、どうせ仕事は午後からである。。

ためらう事なく、思いのたけ飲みまくった。

寝た時の記憶がない。

しかし朝は誰にも平等にやってくる。

二日酔いだからと遠慮してはくれないのだ。

私は寝る前に、朝ご飯と弁当のメニューを紙に書き出しておいてあったが、とてもじゃないけど無理なラインナップであった。

冷蔵庫に手を突っ込んでチンして出すぐらいが限界ラインである。

パン、買ってあった惣菜のいなり寿司、昨日の残りの肉野菜炒め。

弁当については「お金出すので買って下さい・・・。」と言い、ベッドに戻ったのだった。

しかしダンナは休みである。

土曜出勤をした分の代休であり、これといって予定はないようだったので、安心してほったらかして爆睡していた。

ダンナは「床屋に行ってくるから。」と言いに一度現れたが、それは「床屋に行ってくるから、その間にランチを食べに行けるように準備しておいて」という意味であった。

しかし当方、二日酔いである。

「もうちょっと」「もうちょっと」とダラダラしているうちに、ダンナは帰って来てしまった。

ぽ子の「もうちょっと」は1時間単位である。

「もう11時だよ!」と言われて飛び起きた。

私は午後から仕事があるのだ。

それまでにランチに行って戻らなくてはならない。

レストランは自転車で5分とかからない場所にあるが、食い放題である。

チャチャッと食べて帰る、という内容ではない。長期戦である。

ダンナは滅多な事では怒らないが、「出発時間が遅れる」という事に対してだけは、なぜか異常なほどイラ立つ人間である。

私は滅多に怒らないダンナをイラ立たせるのはムチャクチャ恐ろしいので、10分で支度を済ませた。

起きて15分後には食い放題の席であった。

時間ギリギリまでレストランで飲み食いし、私は仕事に向かった。

仕事量は相変らず少なく、急ぐ必要のない仕事ばかりである。

201個の製品にチョキチョキとニッパーを入れる。

腹は満腹。

当然、眠くなる訳だ。

「眠気に耐える」という仕事が終わると、買い物をして帰る。

晩ご飯と言われても腹は相変らず満腹で、何も買う気にならない。

結局明日の朝ご飯の分だけ買って帰った。

家に帰ると寝る。

二日酔いは病気なのだ。

おとなしく寝なくてはいけない。

目が覚めたら7時半だ。ダンナはまだ寝ている。

食べるものがないのでまた近所のスーパーに半額の惣菜狙いで向かったが、もう今夜も飲む気満々である。

まだ二日酔いは癒えていなかったが、最初の1杯さえクリアできれば問題なく飲めるはずである。

明日も休みだ。

飲むぞ、オエ~。

さっきスーパーで朝ご飯のために、ロールパンとソーセージとコロッケを買ったにも関わらず、そのまま出せる惣菜パンを買ってしまった。

明日も起きれない前提である。

そして、カーン☆

今夜のゴングが鳴るのであった。