人間のクズ!

敵は自分の中にいる。ちょっとだけ抗ってみたくなった、ぽ子55歳。

不眠症、解決か?

「先に起きた方が、起こしにいく事にしよう。」

昨日の夜はそう言ってダンナと別れたのだった。

そんな事を言いながらも「フフン、私はこれからガンガン飲んで、どうせ酔っ払ってゲームをやる事になるんだから、起こしに来るのはあなたよ。しかも私は起きない。」と心の中で毒づいていた。

確率からいってもその可能性は非常に高い。

私は休前日及び休日のたびにそれを繰り返しているのだ。

よほど飲めないような環境にでもならなければ、私が先に起こしに行くなどあり得ない。

しかし今朝は、ダンナが起こしに来る前に起きて行ったのだ。

正確に言うと、私が寝ている間に先に起きたダンナがエルを連れて行ったが、聞くとそれは7時半、あまりに早すぎるので、起こさずにいてくれたのだ。

で、私は9時に起きたが、何でこんなにべらぼうに早く起きたかと言うと、昨日は眠くて眠くて飲んでられなかったのだ。

ビビッた。

私は大いに不安になった。

眠いって、眠くて飲めないって。

これまでどんなに眠くても、飲んでしまえば目が覚めてしまうのだ。タチが悪いと言われる由縁のひとつである。

ぽ子ちゃん、どうしちゃったのでしょう。

まぁ翌日の休日を生かすためには、早く寝た方がいいのだ。

このところゲームにハマッて夜更かし・深酒をしていたので、次の日を台無しにしていた。

たまには早く起きて、久しぶりに有意義に過ごそうじゃないか。

で、9時に起きたが眠い。

まぁ基本、飲まなければいつだって眠いのだ。

なんのこれしき、で、ダンナよ、今日は何したい??

「やりたい事ならいっぱいある。」

「何する?」

「あんなことや、こんなことや。」

ダンナはハッキリ言わなかった。つまりそれは、つまらない事である事を意味している。

深追いせずにダンナのしたいがままにさせておいたら、彼は窓ガラスに、中が透けないようなシートを貼り始めた。

これで数十分は私のヒマが確定。

ダンナがいなけりゃ何も出来ないのか?

私はただただパソコンに向かってた。

窓ガラスが曇りガラスになると、ダンナはソファに静かに座った。

「他にやりたい事は?」と聞くと、「色々ある。」とだけ言った。

色々。

つまらん事に決定。

で、本当に、今日やった事は買い物と外でカレーを食べただけだ。

カレーは、うるさくまとわりつく子供に与えるおもちゃのようなもので、私はそれで黙らざるを得なくなった。

実際カレーを食べたらお腹が一杯になり帰りの車で爆睡、買い物にも行かずに車で寝て待っていた。

二日酔いがなかったので、晩ご飯に天ぷらを作った。

そう書くとごちそうのようだが、まいたけ、大葉、タラの芽だけである。

手間だって天ぷら粉を水で溶いて、それをつけて揚げるだけである。

独身女性よ、これで意中のカレを落とすが良い。

ある程度食べたら本日一番のお仕事、ブログの更新である。

もう夜だ。

飲んじゃったし、これが終らないと他に何もできない。

私がパソコンに向かうとダンナはしばらくウロウロ歩き、娘ぶー子に「時間が空いたから『無双』でもやるか。」と声を掛けた。

もう自分の許される「無双タイム」は終っていた彼女は喜んで飛びついたが、ちょっと待ってよ~~、私もダンナと無双やろうと思ってたのに!!

しかし更新が終らないと、遊んでいる場合ではない。

「『ガンダム無双』は・・・(泣)」

「三国無双」を勝ち取ったぶー子は私の肩をトントンと叩き胸を反らせ、私の揚げた天ぷらをガムのようにクッチャクッチャと音を立てて噛みながら、勝ち誇った顔で見下ろした。

ガンダム無双への余力を残しておいて下さいとダンナに頼んだが、もう諦めるしかない。

そんなに丈夫ではないのだ、彼は。ゲーム的に。

私が若い頃ゲームに浸かっていた間、彼はちゃんと早起きしてギターを弾いていたのだ。

下地から違うのだ。情熱も。

ところで飲んでいるが、やはり眠い。

そこで思い当たったのが、薬だ。

花粉症の薬を飲み始めたが、今年は薬を変えたのだ。

効かないといってる薬を毎度出す医者など信用してないが、どうせ効く薬などないのだろうと勝手に結論を出した。

医者は一応今回薬を変えてはくれたが、きっと効かないという顔で、「こっちは眠気がちょっと出るんだよね。」と言っていた。

薬は酒を飲むと副作用が強く出る事があるらしい。

それでこんなに眠くなるのか。

もうすぐ夜の服薬の時間だ。

どれ、お手並み拝見だ。私を寝かしてみろや。

不眠症問題が解決するかもしれない。