人間のクズ!

敵は自分の中にいる。ちょっとだけ抗ってみたくなった、ぽ子55歳。

四季の花@東村山

休日なので、どっかランチでも行くかという事になった。

候補ならいくつかあった。

その中のひとつである。

いつもお世話になっている、マサさんの東村山グルメ日記を参考にさせていただきました。

店と言うより、一般家庭でのギャラリーである。

絵葉書、写真、手作りのアクリルたわしや箸袋などが展示されていて、もちろん購入も出来る。

そんな展示品の中のリビングで頂くヘルシーなランチは、まるで招かれてご馳走になっているような錯覚に陥る。

初老の(失礼?)可愛らしいおばさまがひとりで切り盛りしていたが、ゆったりノンビリとした不思議な空間である。決して「遅い」ではなく。

音楽も無い広いリビングで、私たちは展示された写真を見たり、本を手に取ったりして過ごした。

やがて運ばれてきたランチは、目を見張るような華やかさである。

器も味がある素晴らしいものだが、とにかく品数の多さ。

そしてどれも見るからに体に良さそうなものばかりである。

まずはメインのカレーだが、雑穀や豆が豊富に入ったご飯が特徴的である。

あわ、きび、麦、くこの実、赤えんどう豆、ひよこ豆、青えんどう。

硬めに炊き上げられて、いい味わいだ。

カレーは意外に辛口で驚いた。

マサさんも書かれているが、このノンビリとした空間におっとりしたおばさま。

それらとこの思いがけず本格的なカレーとのギャップにビックリだ。

本格的とは言っても家庭的な暖かみのあるもので、雑穀米といい相性である。

野菜の煮物の惣菜はボリュームたっぷり。

素材を生かした味で、柔らかく煮えて箸で切れるほどだ。

青菜のおひたしに豆の煮物。

カレーに合わせてか、らっきょうと漬物。

どれも作り手の暖かみを感じる、美味しいものだった。

おばさまは時々お茶を持っては現れて「いかがですか?」と声をかけてくれたばかりでなく、デザートを少し切り分けて持ってきてくれた。

アットホームで静かな空間。

何を毎日せかせかしてたんだろう、という気持ちになった。

本当にご馳走様でした。

そんなところに評価をつけるのは何だか卑しい感じになってしまうが、あくまでも目安として、ぽ子評価です。5段階で、

味:「4」。

量:「5」。

価格:「4」。

総評:「4」。

「はちこくカレー」800円 (ご飯は軽めに、とお願いしたら、ダンナの方に入れてくれた)

四季の花HP