バリッバリのロカビリーバンドだが、80年代初期の曲である。
ボーカルのブライアン・セッツァーの可愛らしいベビーフェイスにリーゼント。
甘い声がシンプルなロカビリーに乗り、このアンバランス加減がたまらなかった。
楽器の構成も至ってシンプルで、新しいものがないどころかすっかりロカビリー当時に戻っているが、ファッションから音、曲、スタイルまでとことんこだわりを感じる。
「少年のワルさ」をまとった曲はどの曲もカッコ良く、1曲を選ぶのは難しかったが個人的に好きな曲で。
PVに出てくる彼らはムチャクチャかっこイイが、おねーちゃんは80年代の匂いがプンプンで古臭い(笑)
しかしそれがぽ子の時代だったのだ。
頭膨らまして、眉は濃く(笑)
ところでこの少年ブライアンは、ちょっと前になるが元BOΦWYの布袋と組んで曲を出した。
BOΦWYと言えば日本のロックシーンではトップクラスに君臨したと言ってもいいだろうが、それでも私はぶったまげた。
なんで美少年ブライアン・セッツァーがあんなバカでかい七面鳥みたいなオッサンと・・・。
しかし偶然ライブをテレビで見て、ブルドッグのようになってしまった年老いたブライアンを見て、さらにぶったまげた。
それでもまだキュートな面影が残っていたので紛れもなく彼だ。
時は流れていく。
姿かたちは変わってしまっても、名曲は色褪せない。
私の中ではまだこの曲が、あの当時のまま心に響いている。
「SEXY+17/StrayCats」