イブにはメリー・クリスマスと言うのだろうか?
当時、「ポリス」というバンドが嫌いであった。
私は抜けるような明るいアメリカンロックをこよなく愛していたが、それと対照的なブリティッシュは、何かこうジメッとした感じで爽やかさがない。
しかし彼らの曲は「出せば売れる」状態で、常にビルボードのチャートに入っていた。
そんなポリスの曲が心に響くようになったのは、あれからずいぶん時間が経ってからだ。
きっかけは忘れたが、一度心を開けば後は早い。
どの曲もすんなり耳に入り、心を揺さぶった。
ソロとなったスティングは、売れた曲がたまに耳に入って来る程度だった。
今日紹介するこの曲はクリスマスソングのオムニバスに入っていたものだ。
恐らく賛美歌である。
どこか悲しくなるような美しい旋律は、クリスマスのバカ騒ぎとは別のところにある。
電気を消して、礼拝堂にいるような気持ちで聴いてもらえれば、より感動できる事と思う。
曲が始まるまでにちょっと間があるが、ちゃんと始まるので待っていて欲しい。