人間のクズ!

敵は自分の中にいる。ちょっとだけ抗ってみたくなった、ぽ子55歳。

飲み放題に挑んだ

千円で飲み放題という文句に釣られて出掛けていったが、一体どう飲み放題なんだろう??

時間制限があるんだろうと考えたが、1時間では安くはない。

2時間なら充分モトを取れると思ったのだ。いや、1時間半でも大丈夫だ。

飲める量には自信がある。損はしないはずだ。

以前駅前の居酒屋の半額セールの時には、着いた時にはすでに満席で、当分席は空きそうにないと言われた事を思い出した。

出来るだけ早く、開店と同時ぐらいには入っていたい。

しかし、家を出たのが予定より少し遅れた上、道路が渋滞していて到着が遅くなってしまった。

6時ぐらいだっただろうか?

しかし急いで店に入ると、ガラガラであった。一番乗り・・・。

ちょっと恥ずかしいが、まぁいい、千円で飲めるだけ飲んでやる。

時間制限は2時間だったが、ラストオーダーは1時間半である。

試合開始のゴングがぽ子の肝臓に鳴り響く。

まずはビール。

淡麗の生。320円。もともと安いな。

しかし一番絞りは飲み放のメニューではない。

正確にはプラス200円で一番絞りと生搾りサワーも飲めるようになるが、安く飲むためにきたのだ。

ここは淡麗だ。

2杯目は黒ウーロンハイ。

ぽ子はワインが本命なのだが、きっと煽るように飲む事になるだろうから、軽いものをチョイス。460円。

3杯目は、ジン・リッキー。

初めて飲んだが、ジントニックの炭酸バージョンだ。

488円。

4杯目、モスコミュール。

まぁ居酒屋のカクテルだ。ジュースである。

488円。

5杯目&6杯目。

飲むのが早い上に、注文してから出て来るまでが長いので、2杯まとめて頼んだ。

ジン・トニック、抹茶ウーロン。各488円。

抹茶ウーロン、思いがけず甘くて参った。

ここでワインを解禁。

ちまちまグラスで頼むのは合理的でないので、デキャンタないか?と聞いたのだが、飲み放題ではナシ。

注文も1杯ずつとのこと。

あなたがそう言うなら私は構わないが、何度も何度もすぐに呼び出されて大変な思いをするのはそっちである。

白ワイン、240円。

ダンナと喋りながらいい加減に注文したら、赤と白を間違えたようだ。

赤ワイン、240円。

ここでちょうど90分。タイムアップだ。

注文したものがスムーズに出てくればもっと飲めたと思うが、まぁあまり欲をかいてはいけないか。

合計3212円(税別)。

充分だ。

これでゴキゲンで帰り、家で更に加速する。

3ℓ入りのフランジアのボックスを持って音楽室に行き、セッションだ。

というか酔っ払いの楽器苛めである。

こんなに飲んでしまうと、鍵盤楽器は弾けなくなる。

ベースは娘ぶー子が抱えて離さないし、ギターはCとEmしか弾けないのだ。

何をやったかというとドラムである。

確かに私が叩いた楽器はドラムであったが、演奏はドラムではない。

リズムもクソもない乱れ打ちである。

上から踏みつけるように鳴らしたバスドラのせいで、厳しい体力づくりにもなっていた。

今気付いたが、この家でバンド的に一番必要ないメンバーは私である。

目が覚めたらソファであった。4時。

喉が渇いていた。

ナロンエースを麦茶で飲む。

後悔のない飲酒量である。

しかも翌日である今日にあまり響かなかったので良かった。

飲み放題、大いに活用していきたい。