人間のクズ!

敵は自分の中にいる。ちょっとだけ抗ってみたくなった、ぽ子55歳。

ラーメンが芋に変わる時

はかない日である、月曜日。

寝てばかりいるので、すぐに終わってしまう。

昨日寝たのは何時だったんだろう?

そんなに飲んだつもりはなかったのだが、寝たときの記憶が途切れがちである。

買ったばかりの「ハンター×ハンター26巻」を読もうと思って布団に入ったのが、ここまでのあらすじをほとんど思い出すことが出来ず、25巻から読むことにした。

少しばかり読んだだけで、すぐに眠くなってしまった。

あれだけ歩いたのだ。

あれだけ芋を持って歩いたのだ。

ぽ子39歳は疲れていたのだ。

そんな訳で朝までグッスリであった。

袋一杯のサツマイモを担いであれだけ歩かないと、夜は眠れないのだろうか。

ところで今日はたくさん寝てしまったので、また金曜までどうやって眠りにつくか、頭が痛い。

そう、昼前まで寝ていた。

辛うじて洗濯はしたが、それぐらいである。

正確にいうと掃除機をかけたり洗濯物をたたんだりもしたが、いちいち書くとセコいので。

と言いつつ、今回も2つアピール。

そんなに腹も減ってなかったが、つい二日酔いの習慣で「サッポロ一番みそラーメンぽ子スペシャル」を食べてしまう。

これは麻薬である。

「ちょっとだけ」なんて状態は存在しないのだ。

汁まで完全に飲み干してしまう。

もうこんな事は止めようと思うのだが、ヤツは心の隙間に入り込み、甘い誘惑を仕掛けてくるのだ。

あんまり深く考えた事はないが、もしかしたら私が世界で一番「サッポロ一番みそラーメン」を食べているかもしれない。

ところでそんなにサッポロ一番を食べている場合ではなくなってしまった。

芋である、芋。

昨日大量に掘り当てた、ではない、掘らせていただいた芋を消費しなくてはならない。

数えたら、大小さまざま50本である。

こんな時は実家におすそ分けをするのだが、

「おいもねぇ~・・・。あんまり食べないのよ・・・。」と言われてしまった。

納豆をくれると言うので取りに行くついでに、仕方なく1本だけ置いてきた。

残りが50本である。

それならもっとじゃんじゃん色んな人におすそ分けをすれば良いのだろうが、これが苦手なのだ。

ご近所さんとはほとんど付き合いもないし、仮に持っていくと今度は向こうに「何かの折にお返ししなくては」という思いをさせてしまいそうである。

ましてや芋である。

母が言ったように、サツマイモは使い道があまりないのであまり喜ばれないのだ。

我が家では娘ぶー子もダンナもふかして食べるのが好きだが、それでも限界がある。

芋はサッポロ一番ではないのだ。

芋のリミットは低いのである。

私がサツマイモを好まない理由に「甘い」というところがある。

調理しても甘ったるく、おかずと言う感じがしないのだ。

お菓子になどしたらなお食べたくなくなる。

ぽ子は酒を飲むようになってから、反比例するように甘いものを食べなくなっていった。

嫌いではないが、ぽ子は「生クリーム」、「ティラミス」、「マドレーヌ」、「ババロア」、「プリン(アラモード)」、時々「豆大福」、アイスの「ビエネッタ」、「生シュー」、「ごまプリン」、「ミルフィーユ」、「あれ(名前がわからない。デパートの菓子売り場に売ってる、手土産なんかにするヤツで、フランスあたりの菓子で、2×5×3cmぐらいの小さいミルフィーユみたいな、ひとつひとつ包んであるやつ。あ~~、忘れていた。食べたくなった)」、「ナボナ」、ぐらいしか食べれない。

芋菓子はぽ子のスイーツのリストには載ってないのだ。

駅によくある「らぽっぽ」の匂いが苦痛だ。

こんな状態で50本もの芋を、どうやって消費すればいいのか。

こんな悩みを友人やご近所さんにおすそ分けするのも気が引ける。

決めた。

50本、全て我が家で消費してみせます。

さつまいも

でんぷんが豊富。またビタミンCや食物繊維を多く含み、便秘やダイエットに効き目があるとして、人気がある。加熱してもビタミンCが壊れにくい特長がある。

50本。

ほんの1本たりとも人にあげたりするものか。

これがなくなる頃に、私の体重は・・・、フッフッフ。