公明党と創価学会は何か関係あるのか??
どちらにも全く疎いので、ぽ子には良くわからないのだが。
ぽ子は3年ほど前に現在の住まいに越して来たのだが、全部で11棟の小さな一角である。
にもかかわらず、今だに顔すらわからない住民が半分を占めているのだが、その家は良く存じ上げている方だと思う。
向こうからやってくるからだ。
これまで我が家のほか10軒のうち、引っ越してきた挨拶以外で我が家のインターホンを押したのは、たった2人である。
そのうちの1人がしばしばやってくるのだが、なんてことはない、「創価学会」の「公明党」なのだ。
私が気に入られている訳ではない。
創価学会の時には冊子をくれ、何か集まりがあると声だけ掛けに来る。
一度DVDをよこした事があり閉口したが、あとで何か質問をされたらまずいので、ちゃんと見た。
正式な勧誘まであとどれぐらいの時間が残されているのだろう。
公明党は、選挙の時期にからんでやってくる。
冊子だけ渡すときもあれば、長々と「この人はこんな事をしてくれる人です」と宣伝する事もある。
いずれにしろハッキリ言って迷惑なのだ。
非国民といわれようが、選挙など興味はない。
呆れるならこんな教育をした日本の政治家に言ってくれたまえ。
ゲームの続きの方が、よっぽど私には重要である。
今日も来た。
私は昼ご飯を食べていた。
この秋3尾目のサンマである。
インターホンが鳴ったので、箸を置いた。
慌てて置いたので1本、落ちた。
モニターを覗くと彼女が立っていたのでウンザリしたが、出ない理由がない。
しかも私はこんな時でも「はぁい♪」と極上の受け入れをしてしまう。
FUCK、今日は何なのだッ。
公明党だ。
「本当はもっと早く渡さなきゃならなかったんだけど、もう遅くなっちゃって・・・。」と冊子を手に彼女は笑ったが、それが遅いか早いかすら私は知らない。
選挙があるのか?
いや、あったって私には関係ない。
むしろ無責任に投票などしたら、他の国民に迷惑である。
「それと、これ。」
もうひとつはトマトであった。
こうして賄賂の如く、食べ物をつけてくれるのも常だ。
それにより私は、ちゃんとこの人に従わないと申し訳ないような気持ちになる。
悪い人ではない。
我が家以外の10軒の中でも気持ちの良い挨拶してくれる数少ないひとりだし、ひどく押し付けがましい訳でもない。
しかし私のサンマが数分遠くなり、箸が落っこちたりの害はあった。
そして、たとえほんの数分でも、興味のないものに強制的に時間を取られる事は苦痛なのだ。
ちなみに面倒だから箸は洗わなかった。
もし腹を壊したりした場合の責任はどこにあるのだろうか。
いっそムチャクチャ面倒な野郎だったら、私も迷わず知らん振りもできるのだが、優しいご近所さんである。
あぁなぜあなたは創価学会に。公明党に。
「選挙、ありがとうございました。」
そして必ず礼を言いに来る。
選挙になど一度だって行った事はないが、協力した前提で礼を言いに来るのだ。
それが彼らの作戦かもしれないが、嘘は辛い、まぁもう面倒だから投票して「嘘」を「真実」にした方が楽なのではないか。
私が公明党に投票するまで、あとどれぐらいの時間が残されているのだろうか(泣)