人間のクズ!

敵は自分の中にいる。ちょっとだけ抗ってみたくなった、ぽ子55歳。

訪問者

さて今日は何したっけ?

ブログ更新のために今日の出来事を思い出そうとするが、昨日との違いがわからない。

細かい事を言えば、今日はリサイクルの紙類を回収に出しただとか、エルの朝うんこっこの位置が違っただとか(本日も拾わせて頂きました)、ゲームは昨日より1つ分進んでいだとか違いはあるが、そんな記録は読みたくもないだろうし書きたくもない。

まぁ大体において昨日と変わらなかったという事だ。

午前中にインターホンが鳴った。

今日は通販で注文した商品が届く予定だったから、インターホン越しでなく直接ドアに向かって「は~い!!」と返事をした。

ところが「こんにちは~!」と返って来たのは思いがけず女性の声。

宅急便じゃないのか??

モニターを覗くと女性が立っている。ファック、訪問販売か。

「はーい。」

私は一度ドア越しに返事をしておきながら、今度はインターホンから声をかけた。

あなたは怪しいですからドアをあけません、というのがバレバレである。

私はこの手のものを断るのがもの凄く苦手だった。

先日の創価学会の時もそうだが、全然興味がないくせについイイ顔をしてしまい、自分の首を締めてしまうのだ。

また、相手が男性だった場合、仕返しが怖い。

できるだけ遠まわしに穏やかに断ろうと思うと、つけ込まれる。

しかしこれも、インターホンのお陰で解決した。

顔さえ見えなければ怖いものなしだ。

と言っても、これで急に強気になった訳ではない。

向こうが勝手に変わったのだ。

不思議なもので、奴らは面と向かうとうんざりするぐらいしつこいが、インターホン越しだと諦めが早いのだ。

逆に私は、ドアさえ開けなければ絶対に契約に結びつかないとわかっているから、何分だって粘る余裕がある。

「すみませんねー。」

「ごめんなさいねー。」

何度だってこれを言ってやる。

何を言われても、言ってやる。

会話が成り立っていないのだ。結局向こうが諦めて帰る。

もう負ける気がしない。ぶっちゃけ楽しんでる今日この頃だが、そんなんでインターホンの前で「ごめんなさいね」を準備してスタンバイだ。

本日の訪問者は、近所のコンビニの店員であった。

コンビニが何の用だ?

彼女はおせち料理やクリスマスケーキなどのカタログを持ってきていたのだが、なんと「こちらもよろしかったら・・・。」とパンも持っていた。

パンだ!!パンだ!!くれくれくれ~~~♪

「じゃ、ポストに入れといて下さい♪」

以上で終わりだ。昼飯ゲット☆

しかし昼が近くなると、今度は心配になってきた。

コンビニが何でパン配ってるんだ?

そもそもあの人は本当にコンビニの店員なのか?

このパン、大丈夫なのか?

考えた挙句、私はコンビニに電話した。

タダパン貰って食いたいけど毒盛ってねぇか心配で、とは聞けないから、「先ほどそちらの方がカタログを持ってうちに見えたのですが、その時パンを頂きまして、一応食べるものですので心配なので、本当にそちらからのものなのかを確認しようと思いまして・・・。」と言ってみた。

電話の相手は丁寧に「それはうちで本日入荷したものですので、ご安心下さい。」と言ってくれた。

それっ、食べるぞっっ!!

袋からパンを出すとそれは、クリームパンだった・・・。

クリームパン・・・。

実は私はあまり甘いものが好きじゃない。典型的な辛党だ。

食べられない訳ではないが、おいしいと思う時もあるが、積極的に食べたいと思う事はあまりない。

肉の脂の方がよっぽど好きだ。

私はクリームパンをレンジにしまい、ご飯に昨日の残りのスープを混ぜて食べた。

あぁ、メガマックっつーもんを食ってみたい!!

しかし、今日も仕事から帰るとハラが減っていた。

冷蔵庫を覗くが、大したものは入っていない。

クリームパンか・・・。

ただでさえ魅力のないアイテムが、空きっ腹に、なおさえない野郎に見える。

たとえば真夏に空調設備のない体育館で、ランバダ聴きながら反復横跳びを拷問のように続け、その後にココアとショートケーキを出されたら、と言ったらちょっとはわかりやすいだろうか。

しかし空腹には勝てなかった。くやしい事に意外とうまかった。負けた。

危険だ。

肉とアブラとラーメンと酒に加えてスイーツまで摂取するようになったら、大変なことになる。

ん?そういえばダイエットバトル、どうなってたっけ??

・・・まだ一度も測っていないのだった。