人間のクズ!

敵は自分の中にいる。ちょっとだけ抗ってみたくなった、ぽ子55歳。

ぽ子はぶー子の母である

昨日は母の日であった。

昼にカレーの食い放題に行き、その後TSUTAYAの半額クーポンでCDとDVDを借りた。

本編に入る前の宣伝で充分に眠くなり、本編はほんの5分ほどで寝る事になった。

目が覚めたら真っ暗だった。

あぁ、貴重な休日が終わろうとしている。

19時30分。

リビングに下りてみると、もうみんな起きて揃っていた。

驚いた事に、娘ぶー子が洗い物をしていた。

ダンナもガタガタと片づけをしている。

・・・始まったな、母の日が。

「いや~、金ないからさ、せめてまぁ今日ぐらい家事を・・・(笑)」

流しをクレンザーで磨きながら、ぶー子は言う。

それならもっと早くそういった活動をしてくれれば、もっと助かったのに~。

と言うか、皆が家事をしてくれようと、くれなかろうと、私はもともと休日は何もしないのだ。

ありがたいが、お陰で私が楽できたかと言うと、そうでもない。

できれば風呂場に2週間ほど放置してある、ブリのアラ煮(手付かず)の鍋を洗ってくれればムチャクチャ嬉しかったのだが。

さすがの私も怖くて手も足も出ない状態なのだ。

それがムリなら、洗濯機の上の腐ったみそ汁の鍋でもいい。

ブログの更新をしている間に、晩ご飯が出来上がった。

「時間がなかったから、これしかできなかった。」と創作ハンバーグが出されたが、これにより母の日の事などすっかり忘れていたことが露呈した。

しかし、テーブルを綺麗に飾り付けて、シャレた盛り付けなどしてくれたので、いい雰囲気になった。

ビールが注がれると、私達はソファに横一列になって座る。

正面にはテレビだ。

乾杯すると、DVDの続きが始まった。

母の日と言うか、映画鑑賞会の如き。

ところで、ぶー子のハンバーグ、凄いハンバーグであった。

ご飯が混ぜてあり、真ん中にスライスチーズと大葉が挟んであった。

「この大葉、大丈夫?」と聞かれて、私は見もせずに「大丈夫、大丈夫。」と言ったのだが、後で覗き込んでみると、大丈夫じゃない方の大葉であった。

忘れとった、死んだ大葉もまだあったんだった。

ぶー子は何も気付かず変色した大葉を並べてハンバーグのタネをバンバン叩いていたが、気付けよ、その色。とけかかってるし。

こうして母の日は過ぎていったが、年々やっつけ仕事っぽくなっている感じである。

まぁそれはそのまま私の母としての評価だと思って、真剣に受け取っておく。