人間のクズ!

敵は自分の中にいる。ちょっとだけ抗ってみたくなった、ぽ子55歳。

さくらまつり

今朝も頭痛でお目覚めだ。

眠くて起きれないのではない。

頭が痛くて動けないのだ。

また今日も、昼前まで布団の中。

「さくらまつりに行くぞ。」

娘ぶー子をダンスのレッスンから連れて帰ってきたダンナは、まずそう言った。

駅前でお祭りをやっているらしいのだ。

わかりました、行きます。ただしラーメンとセットで。

東村山の駅に向かう。

昨日の菜の花もそうだが、意外ときれいに撮れない。

所詮カメラ携帯は携帯カメラだ。

「まつり」とは言っても小規模なものだった。

もっとハッキリ言うと、ショボい。

軽くスルーして、電車に乗ってラーメン屋だ。

ラーメンとウォーキングをセットにしたのは、名案だった。

これだとラーメン食べて眠くなっても、寝ることができないのだ。

歩いて帰らねばならない。

こうして、苦しい腹を抱えて再び歩き出す。

帰りも東村山のおまつりをスルーし、もうちょっと盛り上がってる事を期待して、久米川駅の方のまつりに向かう。

トイレに入るつもりで入店したビッグA。

結局トイレは見当たらず、なぜか酒を買って出た。

歩いていると暑いぐらいだ。

ダンナはビールの缶をブシュッと開ける。

私はカンパリオレンジのビンを片手に歩き出す。

「これからの季節はこれだねぇ。」

飲酒ウォーキングの予感だ。

でも、本当に気持ちいいのだ。

花はきれいに撮れないが、カンパリのビンは鮮やかに撮れた。

このカメラ携帯に親しみを感じてしまうぽ子である。

それにしても、飲み足りないな。

もう帰って飲みたくなってきた。

しかし祭りだ。

生ビールとかサワーとかの屋台が出てるかもしれない。

私達は太鼓の音の鳴る方に、吸い寄せられて行った。

太鼓は太鼓でも、ドラムであった。

この大騒ぎはサンバだったのだ。

サンバねーちゃんの露出度も凄いが、演奏の方も熱く、ぽ子はドキドキしてしまった。

太鼓系の打楽器だけで11人もいるのだ。

これが南国の夜で酒でも飲んでいたら、一緒に踊り出しているところだ。

ここが南国でないことを幸運に思うべし、ダンナよ。

しかし、出店の方は終わっていてガッカリだ。

こうなったらもう、何が何でも酒が飲みたい。

だから帰ってきたのだ。

今日はやっと、明るいうちに飲めた。

そのうち寝てしまうのだろうが、まぁ、いい1日だ。