予報は雪。
だったらウォーキングは今週も中止。
エルを病院に連れて行かなきゃだし、じゃあ空いた時間で買い物でもするか。
ショッピングではない。「買い物」だ。
酒の補充だとか、フライパンだとか、イスのカバーだとか。
「飲んでるか」「寝てるか」「ラーメン」の休日に、去年なら想像もつかなかった「ウォーキング」が加わったので、買い物に行く時間がなくなっていた。
必要なものをメモに書き出したら、行くべき店は7軒、買う物は27もあった。
「イスカバーとゴム」。
ダイニングのイスは猫の爪とぎ化していて、背もたれがボロボロである。
同系色のタオルをカバー代わりにかけていたが、これも気がついたらもうボロボロで、とても貧乏臭いことになっていた。
そもそもタオルをカバーに代用したのも間違いであった。
いいアイディアだと思ったのだが、実際に置いてみると思ったより格好悪く、またズリ落ちたりするのでムカツキッキ。
ダイニングテーブルのイスのカバーなど、市販されていない。
そこで何と人間のクズ!ぽ子は、作る事にしたのだ。すげえ!!
しかし、クズはクズである。
ミシンはないし、縫うのは面倒だ。
フカフカの生地を買えば切りっ放しで端の始末はしなくていいし、これをタオルの時のようにイスの上からかける。
ズレないように2×2ヶ所だけゴムを縫い付けてあげますよ。
ザッツぽ子のハンドメイドの限界だ。
手芸店に行った。
しかし、毛足の長い布は1メートル3000円もする。
何度も何度も書いているが、ぽ子はケチなのだ。
信じられない程、ケチなのだ。
結局店の入り口にある、端切れ状態のクロスを800円で買った。
一応毛足は長いが、「ちょっとこれ、違うんだけど」的な感じであった。
ゴムは100均で買おう。
「フライパン」。
私はこれまで、フライパンに1500円以上出したことはない。
このような安物は、半年もすればだんだん焦げ付くようになってくる。
なってくるけど、まだ使える。
なので結局、ストレスをためつつ焦げ付かせながら、1年ほど使ってしまうのだ。
後半は無駄な半年である。
ケチであるが故こうなってしまうのだが、ここでやっと思いついたのだ。
「ちゃんとしたフライパンを買おう。それを半永久的に使うのだ。」
そしてダンナに、「1万円のフライパンを買わせて下さい。」と言った。
いくらなんでも1万円もしないことは分かっていたが、高く言っておくにこした事はない。
安ければ喜ばれるし、仮に1万でも予定通りなのだ。
思惑通り、ダンナは4千円のフライパンでも平気で手にとって品定めしていた。
6千円のすごいカッチョいいヤツもあった。
ちゃんと箱に入っていて、その箱には外国人の料理人がそのフライパンでトングを使って調理をしている写真が大きく載っていた。
持ってみるとどえらい重い。
「これはぽ子のような人間が使うのでなく、このようなシェフが使うべきである」と言う結論に至ったが、「この値段なら買える」という運びが、チョイと嬉しく、あり得ない展開でおもしろかった。
結局3000円のフライパンを買った。
この後ペットのコジマでエルの洋服を買うつもりだったが、相変わらず駐車場待ちの長蛇の列ができていたので、もう帰って飲むことにした。
念のため、買ったのは800円のクロスとフライパンだけではない。
昨日買い損ねた(閉店してたのだ)ケーキだって買った。
帰ったら飲み出した。
エルがおかしいので、心配Night。