人間のクズ!

敵は自分の中にいる。ちょっとだけ抗ってみたくなった、ぽ子56歳。

ひどい話

今回はまじめなお話です。

昨日の夜、娘ぶー子はガックリと家に帰ってきて無口であった。

そのままご飯も食べずに自室に行ってしまい、これは早くもカレシと破局か、と慰めの言葉を用意してぶー子のもとへ。

ぶー子が話し出す。

友達と駅に向かっている途中に、車に轢かれた無残な猫の死体を見てしまった。

かわいそうで何とかしたい。

そこで市役所に電話をした。

大人なら、ここで市役所に連絡すればもうどうなるか大体想像はつくはずだ。

しかしこの女子高生ふたりはまだ無知であった。

市役所は、確かに何とかしてはくれたが。

ふたりの前に現れたのは清掃車であった。

泣いているふたりの目の前でゴミ袋に入れられ、清掃車に放り込まれ、グシャッとつぶされたのである。

「何度やっても慣れるもんじゃないよ・・・。」と清掃男は言っていたそうだが、何の救いにもならなかった。

ぶー子は市役所に電話したことを後悔し、自分のせいだと泣いていた。

どうするべきだったのか?

今度からは私が何とかするから、と言っておいた。

私にできるのかどうかはわからない。

でもどうしたらいいんだ?

他人に任せたらゴミになってしまうのだ。

胸の痛む出来事である。

結論はまだ出ない。