爪を伸ばしている。
不潔ちゃんではない。
オンナである。
これまでは仕事の関係で爪を伸ばせなかったのだが、考えてみれば今の仕事だったら伸ばせるじゃん。
ぽ子の指は悲しい事に太くて短い。
爪を伸ばせばその分指が長く見えるのだ。
爪自体も太くて短いのだが、それでもやはり長く見せるにこしたことはない。
早くマニキュア塗りたいものだ。
その爪がやっと随分伸びてきた。
計ってみたら長いところで5mmだ。家族が気味悪がっている。
ところが爪が長いと不便なことが多い。
一番思い知るのが缶のプルタブを開ける時だ。
他にもいちいち爪が当たりやりにくいことが多い。
調理もまた然りで、爪が邪魔になる。
やりにくい、やりにくいと思いつつ今日まで来たが、ついにやった。
タマネギ切っている時に人差し指の爪がスパーンと切れた。
ほんの少しであったが、タマネギのスライスに混じってしまった。
知らなかった、爪って切れるとタマネギのスライスにそっくりじゃん。
食べれるのか?
爪=カルシウム説byぽ子。
家族の健康、願ってます。
さて、昨日の話である。
定時が近くなるとアンガが言い出した。
「で、ぽ子くんもどうだね?1杯キュッと。」
ウチの部署の何だかの不良ゼロが、100日突破したと。前代未聞らしい。
その祝杯らしい。・・・こじつけだろうが(笑)
この頃職場の男衆はコンビニの前で飲むことを覚えたらしく、頻繁に飲んで帰っているようだ。
それから定時近くにもう一度「で、どうします?」と聞かれるまで、ずいぶん悩んだ。
大きなネックになることが3つほどあったのだ。
1つは、今日はダンナと休肝日にする事にしていたこと。
2つ目は飲んだら止まらなくなること。
3つ目は、朝服を選ぶのが面倒で一番上にあったTシャツを着てきたが、胸にちょうちょが書いてあったことだ。
しかしアンガに再び聞かれた時には「はい、行きます。」と頭で考えるより早く口が答えていた。
まぁ今日を休肝日に決めたのはダンナだし、これまでも水曜にひとりで飲んだ事はあった。
アンガは「発泡酒を1本、どうですか?」と言ったから、そんなに長くはならないだろう。
ちょうちょは・・・。ちょうちょはこのクソ暑いのに、長袖の上着のファスナーを閉めて封印した。
やはり1本では済まなかった。
でも2本で終った。
次に誘われたが頑張ってアンガと残った。
危ないところであった。
しかし発泡酒2本と言っても、すきっ腹に500mlを2本だ。
結構いいプロローグになってしまった。
帰りに買い物をして帰ったが、全く頭が回らなかった。
書き出したメモの通りに買えばいいだけなのだが、「朝ごはん」、「弁当のおかず」のふたつはその場で見て決めなくてはならず、その上メモを追うのもいっぱいいっぱいで大変であった。
やはり買い忘れがあった。キューリちゃん。
家に着いたらすぐにワインを注いだ。
ダンナにはジュースと偽って、飲んでいることは黙っていた。
1時間ほど騙し通せたが、バレたらバレたで安心してガブガブ飲んでしまった。
晩ご飯は焼きそばと生春巻きだったが、面倒な春巻き包みはダンナにやってもらい、自分は焼きそばだ。
午前中に肉も野菜も切ってあったから、炒めるだけだ。
そうなのだ、炒めて味付けるだけ。
作ってみて初めて気がついたが、普通に焼きそばじゃん。
こんなものにも料理の本を使ってしまった。
あ、今思い出したが、ホタテの刺身出すの忘れてた。
寝た時の記憶がない。
休肝日のダンナは、シラフで寝るギリギリ前まで私にクドクド絡まれていたはずだ。
朝になって「昨日、私悪酔いしてた?」と聞くと、「微妙。」との評価をもらった。
「これ以上進んだら危ない、ってぐらいのもうハラハラドキドキ状態。」と言った。
ほー、人生のスパイスってヤツか。役に立って良かった。
2度寝して昨日の分の記事を更新したらもう昼だ。
溜まった皿を洗わなくては。