起きてみてまず気付いたこと。
朝までグッスリ寝た。
おお、今日は鼻詰まりにやられなかったのか。
気持ちの良い目覚めだ。
花粉もたまにはいい事するじゃないか。
だったら今日は2度寝なんかしない。
そう心に決めて、サッサと着替えた。
いつもは2度寝前提だからパジャマのまま顔だって洗わないのだ。
久しぶりにコーヒーを入れる。
今日の午前は長くなりそうだ・・・4人分も作っちまった。
こいつも出してやるか。
ノリノリで、玄関に置いてある空の焼酎の一升瓶を持って、回収場所に向かった。
右手にひとつ、左手にひとつ持ってブ~ラブ~ラさせながら歩いていたら
・・・こんな時に限って、バッタリご近所さんに会ってしまったりする。
「おはようございます~(笑)」
(笑)!!
私の一升瓶見て笑っている。
確かに恥ずかしいが、なんだか身内を笑われたようで辛い。
しかし彼女は言った。
「私も今サワーの缶、一個出してきたんですよ~!」
アハハ、サワー缶一個のために、朝からこの距離をねぇ。ゴクロサン。戻ってよし。
ところが良く考えてみると、その一個のためだけに、わざわざ捨てに出たのだ。私なら絶対しない。
一個なんて空き缶じゃない、オブジェだ。
ある程度たまってやっと空き缶になるのだ。
家に戻ると洗濯が終わっていた。早いなぁ~~。
何だか今日は時間がタップリできそうな予感だよ。
洗濯物のかごを持ってエルと2階に上がる。
2階に行くとエルをキャリーバッグに入れ、一緒にベランダに出る。
キャリーバッグの窓をあけるとエルの顔が見える。どれ、よっこいしょっと。
キャリーバッグを物干しにかける。
一時もエルと離れたくないのだ。
エルだって人の姿が見えなくなると鳴き出す。
私は良いことをしているのだ。
洗濯が終わるとテーブルにつき、料理の本を広げる。
仕事に行く前に晩ご飯の準備をするのだ。
しかし昨日の買い出しでは、何も考えずに安い食材をホイホイ買ってしまった。
だから急いで考えて、足りないものを買い足して作らなくてはならないのだ。
豚肩ロースブロック。ひき肉。カキ。
これを膨大な量の本の中からより抜くのだ。もの凄い時間がかかった。
そして・・・。
眠くなった。
ソファに座ると横にいたデカ猫ラが膝に上ってきた。
日が昇ってきて暖かい。
明日は休日。
幸せだ・・・グー。
目が覚めたらラは上半身だけ私の膝に乗せて、両手を前に伸ばして寝ていた。
逆側からはエルが乗っかって寝ていた。
これは・・・起きれない・・・。
私は仕事をきちんとするけど冷血な奴より、仕事に遅れても迷子の子供を交番に連れて行く奴の方が好きだ。
だから引き続き寝る。
ハッしまった、買い物!!
これでは迷子を交番に届けてそのままダラダラお茶を飲んでいる状態だ。
「よっこいしょ。」と必要以上に大きな声を出してみる。
エルはファ~とあくびをする。ラは寝バカなので全く起きる気配はない。
仕方なく2匹をどかし、スーパーに向かう。
結局午前中にやった事は、洗濯と皿洗いと晩ご飯の準備だけだ。
しかも鼻が猛烈に詰まってきた。
仕事。
例の課長は今日新木場のクラブに行くんだそうだ。
クラブったって、薄暗い部屋でホステスはべらかして飲むアレではない。
ドッタカドッタカ(想像)の方だ。
あんな感じでもテクノが好きで、何だか良くわからないが、家にも色んな機材が置いてあるらしい。
私には課長がクラブにいる姿が想像できない。
釣りとか競輪とかの方がまだずっと想像しやすい。
しかしコンビニで、「これぐらいご馳走しますよ。」と私が手に持っていた缶コーヒーの分も払ってくれた。ジェントルである。ちょっとクラブが近くなった。
帰りにエルのおやつを買った。
私は猫のおやつというものをほとんど買った事がない。
ちゃんとご飯はやってるし、時々食卓からちょっぴり分けてやったりしてるから必要ないと思っていたのだ。
しかし、ここでもエルだ。
相変わらず口移しで色々食べさせているが、口に来れば何でも出てくると思ってるようで
何かと肩に乗り、または膝に乗って背を伸ばして口づけてくる。エルにとっては口づけではないが。
こうなると何かあげたくなるってもんじゃないですか。
冷蔵庫におかずの食べ残しやカニカマでもあればいいが、いつもそうとはいかない。
あぁ早くあげないと、チューしてくれなくなっちゃう・・・。
猫のエサ売り場にあった。
当たり前だ。猫の食べ物なのだ。
しかし、私は口移しであげる前提で買う。
あれこれ見ながら「どれがエルが喜んでくれそうか」でなく、「どれなら自分が口にいれてもいいか」の基準で選んでいた。
家に帰ると、金曜日ですっかりやる気がうせてしまった。
結局ダラダラパソコンにかじりついていた。
こんな時は2ちゃんねるだ。
さてと。今夜は飲むぞ~~!!
週末ヤッホ~!!!